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J-GLOBAL ID：201802289708020391   整理番号：18A1603278

利尻富士町と苫小牧市におけるハマエンドウ(Lathyrus japonicus Willd.)の葉緑体ゲノムの遺伝変異

著者 (4件)： 伊東時子 (酪農学園大 大学院酪農学研究科) ,  我妻尚広 (酪農学園大 大学院) ,  岡本吉弘 (酪農学園大 大学院) ,  森志郎 (酪農学園大 大学院)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 44  号： 1  ページ： 213-216  発行年： 2018年08月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道の海岸緑化にハマエンドウ(Lathyrus japonicus Willd.)を地域性種苗として利用するため,利尻富士町と苫小牧市におけるハマエンドウの葉緑体ゲノムpsb A-trn H領域とatp I-atp H領域の塩基配列を解析し,遺伝変異の有無を調査した。その結果,利尻富士町では遺伝変異が見られた。しかし,苫小牧市では遺伝変異が見られなかった。また,北海道では北陸から東北に分布するハマエンドウと同一のハプロタイプとそれとは異なる新たなハプロタイプが検出された。これらの結果は北海道に分布するハマエンドウには少なくとも二つのハプロタイプがあることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： 北海道 ,  *ゲノム ,  ヌクレオチド配列 ,  種苗管理 ,  範囲 ,  *エンドウ属 ,  ハプロタイプ ,  苫小牧市 ,  *葉緑体ゲノム
準シソーラス用語： 利尻富士町 ,  *ハマエンドウ ,  塩基配列 ,  地域性種苗 ,  種苗移動性範囲 ,  *遺伝変異

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (17件)：

• 1) Fujii, N., N. Tomaru, K. Okuyama, T. Koike, T. Mikami and K. Ueda (2002) Chloroplast DNA phylogeography of Fagus crenata (Fagaceae) in Japan. Plant Syst, 232:21-33.
• 2) 福田尚人・田中勝人 (2016) 北海道羅臼地域における治山緑化用自生種植物の生殖成長過程の調査. 日本緑化工学会誌, 42: 264-267.
• 3) 環境省 生物多様性保全のための国土区分 ( 試案) .http://www.env.go.jp/press/files/jp/1828.html (参照: 2018年4 月25 日).
• 4) 岸田弘之 (2000) 新しい海岸制度のスタート. 応用生態工学, 3: 65-75.
• 5) 小林達明・倉本宣 (2006) 生物多様性保全に配慮した緑化植物の取り扱い方法「動かしてはいけない」という声に応えて. 小林達明・倉本宣編, 生物多様性緑化ハンドブック.地人書館, pp. 13-35.

タイトルに関連する用語 (5件)： 利尻富士 ,  苫小牧 ,  エンドウ ,  Lathyrus ,  葉緑体ゲノム