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J-GLOBAL ID：201802289792570479   整理番号：18A0508594

極低周波電磁場(EMF)は子宮組織におけるエストラジオール-17β(E_2)の合成と分泌の変化を生成する:in vitro研究【Powered by NICT】

Extremely low-frequency electromagnetic field (EMF) generates alterations in the synthesis and secretion of oestradiol-17β (E₂) in uterine tissues: An in vitro study

著者 (6件)： Koziorowska Anna (Faculty of Mathematics and Natural Sciences, University of Rzeszow, ul. Rejtana 16c, 35-959 Rzeszow, Poland) ,  Koziorowska Anna (Laboratory of Bioelectromagnetism, Institute of Biotechnology, University of Rzeszow, Werynia 502, 36-100 Kolbuszowa, Poland) ,  Waszkiewicz Ewa Monika (Department of Animal Physiology, Faculty of Biology and Biotechnology, University of Warmia and Mazury in Olsztyn, Oczapowski Str. 1A, 10-719 Olsztyn, Poland) ,  Romerowicz-Misielak Maria (Laboratory of Bioelectromagnetism, Institute of Biotechnology, University of Rzeszow, Werynia 502, 36-100 Kolbuszowa, Poland) ,  Zglejc-Waszak Kamila (Department of Animal Physiology, Faculty of Biology and Biotechnology, University of Warmia and Mazury in Olsztyn, Oczapowski Str. 1A, 10-719 Olsztyn, Poland) ,  Franczak Anita (Department of Animal Physiology, Faculty of Biology and Biotechnology, University of Warmia and Mazury in Olsztyn, Oczapowski Str. 1A, 10-719 Olsztyn, Poland)
資料名： Theriogenology  (Theriogenology)
巻： 110  ページ： 86-95  発行年： 2018年 
JST資料番号： A1189A  ISSN： 0093-691X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 超低周波の電磁場(EMF)は,哺乳類の生理過程に影響するかもしれない。本研究の目的は,ブタ子宮におけるエストラジオール-17β(E_2)の合成と分泌に及ぼすEMFの影響を決定することであった。子宮内膜および子宮筋スライスは発情周期の12 13日に採取し,プロゲステロン(P_4)の存在下または非存在下で2時間と4時間のEMF(50と120Hz,8mT)にin vitroで曝露した。続いて,培養培地を用いて,RIAとE_2の濃度を決定した。組織断片をリアルタイムPCRを用いたCYP19A3mRNAの発現およびウェスタンブロット法を用いたP450アロマターゼの豊度を研究するために用いた。50-Hz EMFは子宮内膜からE_2放出とin vitro培養の両時点で子宮筋層を増加させた。120Hz EMFは2時間の培養後E_2の子宮内膜分泌を減少させ,4時間後にE_2分泌に影響を及ぼさなかった。子宮筋層では,120Hz EMFは4時間の培養後E_2分泌を増加させた。P_4処理子宮断片では,有意なEMF曝露関連変化は認められなかった。120Hz EMF(4 h)でP_4の存在下でインキュベートしたのみ子宮筋断片はEMF処理による高い量E_2を放出した。50-Hz EMF曝露はP_4の存在下または非存在下で培養した子宮内膜断片におけるCYP19A3mRNA発現を変化させなかった。子宮筋断片では,最も高いCYP19A3mRNA発現は50Hz EMFに曝露された断片のそれと比較して50-Hz EMFとP_4処理組織に曝露されていないとP_4と制御(EMFが無いとP_4)フラグメントを含まない培養断片で観察された。120HzでのEMFは基底子宮内膜CYP19A3mRNA発現を減少させ,P_4処理した子宮内膜における発現を変化させなかった。子宮筋層では,120HzでのEMFはP_4無しで培養切片におけるCYP19A3mRNA発現を増加させ,P_4の存在下で影響を及ぼさなかった。EMF曝露(50および120Hz)は子宮内膜または子宮筋層のいずれかにおけるP450アロマターゼ豊度に影響しなかった。結論として,EMFは発情周期の12 13日に収穫された子宮組織におけるE_2の合成と放出の変化を誘導する。これらの変化を用いて,EMF周波数,暴露時間とP_4の存在に関連している。はこの観測された現象は,エストロゲンの子宮内環境の変化,発情周期の黄体相中の子宮組織の適切な活性に重要なにつながる可能性があると考えた。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 黄体 ,  アロマターゼ ,  ウェスタンブロット法 ,  培養 ,  子宮内膜 ,  ステロイド産生 ,  リアルタイムPCR法 ,  *分泌 ,  VLF【周波数】 ,  *子宮 ,  哺乳類 ,  *電磁場 ,  子宮筋層
準シソーラス用語： 発情周期 ,  ELF【周波数】 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 電磁場 ,  Endometrium ,  Myometrium ,  ステロイド産生 ,  エストラジオール-17β ,  P450アロマターゼ

分類 (2件)： 生殖器官  (EJ15020P) ,  性ホルモン  (EB08050O)

タイトルに関連する用語 (8件)： 極低周波 ,  電磁場 ,  EMF ,  子宮 ,  組織 ,  エストラジオール-17β ,  分泌 ,  研究