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J-GLOBAL ID:201802289800673690   整理番号:18A0827315

電析亜鉛の結晶配向性に及ぼす鋼板表面性状の影響

Effect of Surface Textures of Steel Sheets on the Crystal Orientation of Electrodeposited Zinc
著者 (6件):
資料名:
巻: 104  号:ページ: 227-234(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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電着に先立ち,エメリー紙,バフ研磨,電解研磨などの方法で研磨し,40°Cの攪拌硫酸溶液中で1500A/m2で定電流的に亜鉛めっきを行い,Znの結晶配向に及ぼす鋼板の表面組織の影響を調べた。鋼表面の歪と,それによるFeの粒径の減少の程度は,エメリー紙研磨で最も大きく,バフ研磨,研磨フリーの順に大きく,電解研磨で最も小さかった。hcp構造の{0001}Zn基底面の優先配向は,電解研磨で最大であり,研磨フリー,バフ研磨の順に大きく,エメリ紙研磨で最小であった。すなわち,{0001}Znの優先配向は,鋼板の歪の減少あるいはFe粒径の増加と共に強まった。電解研磨では,鋼板の歪を減少させ,Fe粒径を増加したので,析出したZnのエピタキシャル成長が起こりやすくなった。本研究で用いた鋼基板の優先配向は{111}Feであるため,初期のZn析出物は,{111}Fe//{0001}Znの配向関係に従って,エピタキシャル成長した。{0001}Znの優先配向は,析出したZnのエピタキシャル成長が起こりやすい条件下で増加したと考えた。(翻訳著者抄録)
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