抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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豊富な野生生物とキリマンジャロ山の景観のため,南ケニアのアンボセリ地域はアフリカの国際観光客の主要な行き先にされており,多くの「地域」プロジェクトが過去半世紀行われてきた。2000年代には,国際NGOが「観光保全企業」プロジェクトを開始し,いくつかの研究者は,現地調査に基づいて新自由主義「保全開発観光事業」のタイプとしてそれを調べてきた。本稿では,現地調査に基づいて,プロジェクトの制度的次元に焦点を当ててきた先行研究が仮定した,各プロジェクトは「保全開発観光事業」の目標の実現を目指しているであろうという仮定から問題を検討し,地域住民は契約というように考えている事実を明らかにした。結果として,地域住民はプロジェクトの実施と新自由主義制度に対する彼らの態度間の差を過大視してきた。彼らは観光事業を生計のひとつとして考えており,彼らがそれに適応するか否かは状況と必要性に依存していた。換言すれば,観光事業は万能薬ではなく,地域住民に対する「サプリメント」であった。この問題は解決されていないが,種々の代替案がピックアップおよび選択されており,それは彼らの健康状態を支援する。(翻訳著者抄録)