抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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試料調製における一般的な操作の1つは,流体中の非標的物質(例えば細菌)から特異的粒子(例えば標的細胞,胚または微粒子)を分離し,検出(本論文で溶液交換と呼ばれる)のような更なる処理のためにクリーンな緩衝液に洗浄することである。例えば,溶液交換は,ポイントオブケアおよび使用のポイントにおけるバイオセンシングのための流体試料の調製に広く必要であるが,依然として面倒で時間のかかるオフチップ分析物洗浄および精製技術の使用を介して行われている。洗浄粒子のための既存の小規模で手持ちのある能動的で受動的な装置は,しばしば非常に低いスループットに限られ,エネルギーの外部源を必要とする。ここでは,細菌から特異的な粒子(標的検体の代用物として)を分離し,高いスループットと効率でクリーンな緩衝液に洗浄できるマイクロ流体遠心分離装置を開発するために,標的粒子の選択的慣性集束による湾曲マイクロチャネルにおける2流体のDean流再循環を統合した。1mL min-1の流速でミクロンサイズの粒子を処理でき,2秒当たり10~4粒子より高いスループットを達成できた。著者らの結果は,素子が11μmと19μmの粒子の単一螺旋溶液交換が可能であり,効率はそれぞれ86±2%と93±0.7%であることを明らかにした。4μm粒子から11μm粒子を分離した二重実験で純度96±2%を達成した。生物学的アッセイにおける本デバイスの応用を,11μmまたは19μmの粒子を大腸菌懸濁液から91~98%の純度で単離した二重実験を行うことにより示した。著者らの技術は,高いスループットと効率で高容量懸濁液中の小物質からの細胞と胚の同時精製と溶液交換のためのポイントオブケア装置への応用を持つと考えられる。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】