抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】周術期における炎症性マーカーのレベルと術後認知機能障害(POCD)の間の相関を評価するために医学的方法を用いた。それはPOCDの発生を予測するための基礎を提供する。方法 PubMed,The Cochrane Library,EMBASE,ISI Web of Knowledge,Google Scholar,百百学術,CNKIデータベース,次元データベースと万方医学ネットワークを検索した。文献検索時間は建庫から2015年11月まで、POCD及び非POCD患者の血清炎症マーカー指標に対して検査を行った関連症例対照研究を検索し、Review Manager 5.1、STATA12.0ソフトを用いて分析を行った。ランダム効果モデルを用いて、各指標の標準化平均数差(standardized mean difference、SMD)及び95%CIを計算した。また,回帰分析,公表バイアス検定,不均一性試験を行った。結果:15項目の一致条件を含む研究が組み入れられた。POCDと非POCD患者の血清炎症マーカー濃度の比較において、以下の結果を得た。POCD患者の血清には,より高い濃度のS-100β蛋白質[SMD(95%CI):1.82(0.90-2.74),P<0.001,N(POCD/非POCD)=195/431,8つの研究]とIL-6[SMD(95%CI):1.35(0.67-2.02),P<0.001,N(POCD/非POCD)=128/162,6つの研究]があった。しかし、両群患者のニューロン特異性エノラーゼ(neuron-specific enolase、NSE)、IL-1β、TNF-α濃度は顕著な上昇がなかった(P>0.05)。線形回帰分析により、POCD患者と非POCD患者の術後IL-6及びS-100βタンパク質のSMDとPOCD患者の術前IL-6及びS-100βタンパク質の末梢血濃度には顕著な正の相関性がないことが分かった。結論 POCDの発生は術後の末梢血の炎症マーカーの濃度と関係があり、特にIL-6とS-100βと密接な関係がある;しかし,IL-6とS-100β蛋白質の術前血清濃度は術後POCDの予測指標として用いることができない。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】