文献

J-GLOBAL ID：201802291067821192   整理番号：18A0344970

アルコール使用障害のための新たな薬物療法【Powered by NICT】

Emerging pharmacotherapies for alcohol use disorder

著者 (1件)： Mason Barbara J. (The Pearson Center on Alcoholism and Addiction Research, Department of Neuroscience, The Scripps Research Institute, 10550 North Torrey Pines Road, TPC-5 La Jolla, CA 92037 USA)
資料名： Neuropharmacology  (Neuropharmacology)
巻： 122  ページ： 244-253  発行年： 2017年 
JST資料番号： H0537A  ISSN： 0028-3908  CODEN： NEPHBW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 禁断のネガティブな感情状態に関連した病態生理における神経回路網の変化に関連していることをアルコール使用障害(AUD)サイクルのさまざまな段階の同定は,脳の報酬とストレス系の変化を強調するAUDの薬物療法開発の観点を提供した。アルコール使用障害は,強迫的アルコール探索と,アルコール摂取の制御の消失および禁断中の負の感情状態の出現を含む慢性再発性障害と定義することができる。早期薬物開発の焦点は,過食/中毒段階でアルコールを求めるへの動機づけをブロックした。より最近の研究は,持続的な禁断中の離脱/否定的感情と関心/期待段階に関連した動機づけ調節異常を逆転させることに焦点を当てた。検証された動物モデルを用いた離脱/負影響段階の発達と維持に関与する神経回路網と神経薬理学的機構の理解の進歩は,将来の薬物療法のための実行可能な標的を提供した。もう一つの大きな進歩は潜在的治療法の概念実証試験と長期禁断のヒト実験室モデルを用いて関連薬理学的標的の臨床評価であった。本レビューでは,依存症の離脱/負影響段階で負の強化を駆動する報酬関数の損失と脳応力関数の利得の反転に関連した薬物開発のための今後の課題に焦点を当てた。基礎的研究離脱/負影響段階と関心/期待段階に関連する新規神経生物学的標的,再発への依存度と脆弱性への遷移を説明する拡張扁桃体内の神経適応性変化に焦点を当てたを同定した。本論文は特別刊行,表題「「アルコール依存症」の一部である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ヒト ,  薬理学 ,  再発 ,  扁桃核 ,  動機づけ ,  神経回路網 ,  *薬物療法 ,  *アルコール ,  飲酒 ,  病態生理
準シソーラス用語： 神経 ,  依存症 ,  動物モデル ,  ウィーニング ,  創薬 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： アルコール使用障害 ,  アルコール依存症 ,  薬開発 ,  神経生物学 ,  ストレス

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  たんでき性鎮痛薬・麻薬の基礎研究  (GW03080Z)

タイトルに関連する用語 (2件)： アルコール使用障害 ,  薬物療法