文献
J-GLOBAL ID:201802291107869869   整理番号:18A1849309

最大エントロピー法を用いた海産浮魚類の時空間分布のモデリング

Modeling marine pelagic fish species spatiotemporal distributions utilizing a maximum entropy approach
著者 (8件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 571-586  発行年: 2018年11月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
海洋条件が魚類の分布にどのように影響するかを理解することは,生態系の変化における気候の役割を解明するため,および魚類が将来どのように分布するかを予測するために重要である。従来の種分布モデルの多くは,分布を予測するために,種の存在・非存在の情報を含む科学的調査データに適用されている。最大エントロピー(MaxEnt)モデルは,本モデルが存在のみのデータ(例えば,特定の種を漁獲対象とする漁業者から,あるいは市民科学プログラムにおける観察者から収集されたデータなど)に適用できることから,有望なツールである。著者らは,環境条件(衛星リモートセンシングによる海面温度(SST)とクロロフィルa濃度,測深,および気候指数)に対する漁業依存データにおける海産浮魚類3種(タイセイヨウニシン,タイセイヨウサバ,およびバターフィッシュ)の出現記録を関連付けるためにMaxEntモデルを使用し,漁業非依存データを用いて交差検証および検証の両方によりモデル性能を評価した。著者らは,北西大西洋陸棚海域におけるこれらの魚類に対する毎月の生息場所適合性マップを構築し,それらの分布に及ぼす環境因子の相対的な影響を評価した。各月を通して,それらの好適な生息場所の海域は,各々の魚種において環境条件の変化に応じて沿岸~沖合間と南北間の移動を示す変化を示した。全体として,SSTとクロロフィルa濃度がこれら魚類の分布に最も大きな影響を及ぼし,測深は中程度の影響,気候指数はほとんど影響を及ぼさなかった。MaxEntモデルの適用により,存在のみのデータと衛星リモートセンシングからの高分解能の環境データを統合することが可能となり,海産浮魚類の時空間分布を記述することができた。これらのモデルの予測性能を評価するために,過去の環境条件に関連して種の存在を再予報する目的でモデルを用いたが,現在の条件に関連した現況予報あるいは将来の種の分布予報を提供する可能性を有している。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
魚類  ,  漁場・漁況  ,  個体群生態学  ,  海洋物理学一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る