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J-GLOBAL ID：201802291218175041   整理番号：18A0263932

コルチコステロン誘発性慢性ストレスモデルにおけるオキシトシン:副腎機能に焦点を当てて【Powered by NICT】

Oxytocin in corticosterone-induced chronic stress model: Focus on adrenal gland function

著者 (9件)： Stanic Dusanka (Department of Physiology, University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Serbia) ,  Plecas-Solarovic Bosiljka (Department of Physiology, University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Serbia) ,  Mirkovic Dusko (Department of Medical Biochemistry, University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Serbia) ,  Jovanovic Predrag (Institute “VINCA”, Department of Molecular Biology and Endocrinology, University of Belgrade, Belgrade, Serbia) ,  Dronjak Sladana (Institute “VINCA”, Department of Molecular Biology and Endocrinology, University of Belgrade, Belgrade, Serbia) ,  Markovic Bojan (Department of Pharmaceutical Chemistry, University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Serbia) ,  Dordevic Tea (Department of Physiology, University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Serbia) ,  Ignjatovic Svetlana (Department of Medical Biochemistry, University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Serbia) ,  Pesic Vesna (Department of Physiology, University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Serbia)
資料名： Psychoneuroendocrinology  (Psychoneuroendocrinology)
巻： 80  ページ： 137-146  発行年： 2017年 
JST資料番号： A1251A  ISSN： 0306-4530  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 慢性ストレス条件は生理学的および心理学的性能における,各種身体疾患のリスクの出現においてかなりの,拡張可能な変化をもたらすことができる。一方,神経ペプチドオキシトシンは,生体のストレスへの抵抗性を増加させ,自律神経系の活性を調節することが報告されている。慢性コルチコステロン投与は慢性ストレス曝露の観点において,観測された状態のラットモデルとして使用し,視床下部-下垂体-副腎軸活性の負のフィードバック機構が破壊された。著者らの研究では,オキシトシン(1014日間IU/400μL/日,s.c.)長期投与は飲用水(100mg/Lの21日)による長期コルチコステロン投与時の成体雄性Wistarラットにおける副腎形態と活性に影響するかどうかを調べることであった。副腎ホルモン,コルチコステロン,アドレナリンおよびノルアドレナリン濃度に及ぼす処理の影響だけでなく,15分の強制水泳により誘発された急性ストレス課題へのそれらの応答を検討した。さらに,副腎髄質中の二つの主要モノアミン輸送体,ノルアドレナリン輸送体(NAT)と小胞モノアミントランスポーター2(VMAT2)の発現は急性ストレスに曝露したラットで測定した。著者らの結果は,オキシトシン処置は体重増加におけるコルチコステロン誘発性減少,腺重量減弱副腎萎縮,透明束生と網状の面積を抑制することを示した。慢性コルチコステロン摂取は急性ストレスに測定した全てのホルモンの応答を鈍化させたが,同時にオキシトシン処理は急性ストレスに応答したアドレナリンとノルアドレナリンを逆転させた。さらに,副腎髄質における,オキシトシンは有意な血管拡張を生じ,mRNAと蛋白質レベルの両方で検出された両カテコールアミン輸送体の発現を刺激した。著者らのデータは,副腎の萎縮を減少させることにより,およびカテコールアミン貯蔵容量を増加させることにより,オキシトシンは高糖質コルチコイドレベルを伴う条件に有益であるかもしれないことを示唆する,慢性ストレス曝露のような。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： カテコールアミン ,  神経ペプチド ,  *副腎 ,  mRNA ,  長期投与 ,  副腎髄質 ,  自律神経系 ,  グルココルチコイド ,  体重増加 ,  成体 ,  *オキシトシン ,  ステロイド ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ジオール ,  ジケトン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： 急性ストレス ,  Wistarラット ,  *慢性ストレス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： オキシトシン ,  慢性ストレスモデル ,  コルチコステロン ,  カテコールアミン ,  副腎

分類 (1件)： 向精神薬の基礎研究  (GW03100Y)

物質索引 (1件)： コルチコステロン

タイトルに関連する用語 (6件)： コルチコステロン ,  慢性ストレス ,  モデル ,  オキシトシン ,  腎機能 ,  焦点