文献
J-GLOBAL ID:201802291426861110   整理番号:18A2174513

ホタテガイ廃棄物の酵素剤処理による食用資源の生成

Production of Food Resources through the Enzyme Agent Treatment of Scallop Waste
著者 (2件):
資料名:
巻: 27  ページ: 196-201  発行年: 2016年 
JST資料番号: L1596A  ISSN: 1883-5856  CODEN: HSJGCW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,現在水産廃棄物として扱われているホタテガイの外套膜から,酵素剤処理の手法を用いて,アミノ酸に富んだ食用資源を生成することを最終的な目的とする。タンパク質量の分析から,本研究で原料とする外套膜はタンパク質性の資源として十分利用可能と考えられた。また,有害重金属の分析結果から,外套膜には有害重金属はほとんど含まれておらず,安全性に問題ないことが確認できた。ホタテガイ外套膜をタンパク質分解酵素剤(プロテアーゼ+ペプチダーゼ)を用いて加水分解した結果,水に対する外套膜の可溶化率が著しく向上した。高速液体クロマトグラフィーを用いて可溶化液を分析した結果,遊離アミノ酸量は4倍に向上した。すなわち,本可溶化エキスはアミノ酸に富んだ食用資源として有望であることが示された。有害微生物ならびに有害重金属を測定した結果,本エキスは安全性に問題ないことが確認できた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
資源回収利用  ,  廃棄物処理 
引用文献 (17件):
  • 1) 北海道水産林務部:平成22年度北海道水産系廃棄物の発生状況等について (2010), http://www.pref.hokkaidolg.jp/sr/ssk/hasseijyoukyou.htm ( 閲覧日2016年4月3日)
  • 2) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (2008年5月2日法律第28号), http://www.houko.com/00/01/S45/137.HTM ( 閲覧日2016年4月3日)
  • 3) T. Obara, T. Sawaya, K. Hokari, Y. Umehara, M. Mizukami and F. Tomita : Removal of Cadmium from Scallop Hepatopancreas by Microbial Processes, Biosci. Biotechnol. Biochem., Vol63, No.3, pp.500-505 (1999)
  • 4) 小原寿幸,澤谷拓治,穂苅勝利,冨田房男:微生物的プロセスによるホタテガイ廃棄組織からのカドミウムの除去,日本農芸化学会誌,第73巻,第3号,p.393 (1999)
  • 5) 小原寿幸,梅原泰男,穂苅勝利:酵素-微生物処理によるホタテガイ廃棄組織からのカドミウム分離,廃棄物学会論文誌,第18巻,第1号,pp.58-66 (2007)
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る