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J-GLOBAL ID：201802291480387657   整理番号：18A1229174

東京港京浜運河周辺の浮遊期をもつ貝類・甲殻類に適したシースケープの検討

EXAMINATION OF THE SEASCAPE APPROPRIATE FOR SHELLFISH AND CRUSTACEAN METAPOPULATIONS IN THE KEIHIN CANAL OF TOKYO PORT

著者 (5件)： 秋山吉寛 (国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部) ,  黒岩寛 (国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部) ,  眞田武 (株式会社日本港湾コンサルタント 技術本部) ,  増田龍哉 (株式会社日本港湾コンサルタント 技術本部) ,  岡田知也 (国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_1381-I_1386(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東京港京浜運河の景観(シースケープ)を,新たに定義したハビタット評価モデルを用いて,生息場ネットワークの状況と共に変化するメタ個体群存続可能性に基づき定量評価した.運河の底質および護岸基質から成る基盤の分布を調べ,これらの基盤の分布の,生物生息場としての適性を定量的に調べた.現状の基盤の分布は種類毎に異なっており,メタ個体群成長率λ_maxで判断すると,付着性二枚貝類の存続に最も適していた.様々なシースケープでメタ個体群存続可能性を調べると,現状のシースケープにおける存続可能性の程度や,存続可能性の高いシースケープのデザインに関する情報が得られた.生息場の面積,あるいは近接指数の変化の程度に対する,メタ個体群存続可能性,および個体数が飽和するまでにかかる時間の変化の程度を定量的に示すことができた.(著者抄録)

シソーラス用語： 港湾 ,  モデル ,  標準 ,  *生息場所 ,  *ネットワーク ,  *個体群 ,  軟体動物 ,  甲殻類 ,  運河 ,  景観
準シソーラス用語： エコロジカルネットワーク ,  シースケープ ,  *メタ個体群 ,  貝類 ,  東京港 ,  評価モデル

著者キーワード (4件)： habitat network ,  metapopulation viability ,  passive transport ,  seascape design

分類 (1件)： 生態系  (EE01040P)

引用文献 (8件)：

• 1) 風呂田利夫 : 内湾ベントスにおける地域個体群間ネットワークの重要性,水産総合研究センター研究報告,別冊 3, pp. 35-46, 2004.
• 2) Sievers, K. T., Barr, R. J., Maloney, J. M., Driscoll, N. W. and Anderson, T. W. : Impact of habitat structure on fish populations in kelp forests at a seascape scale, Marine Ecology Progress Series, Vol. 557, pp. 51-63, 2016.
• 3) Hanski, I. : Metapopulation Ecology, Oxford University Press, 328p., 1999.
• 4) 佐藤千鶴,古川恵太,岡田知也 : 京浜運河における底生生物からみた自然再生の可能性,海洋開発論文集,Vol. 22,pp. 211-216, 2006.
• 5) 岡田知也,古川恵太 : 運河部の貧酸素水塊に及ぼす内湾部の貧酸素水塊の影響,海洋開発論文集,Vol. 26,pp. 663-668, 2010.

タイトルに関連する用語 (7件)： 東京 ,  運河 ,  周辺 ,  浮遊 ,  貝類 ,  甲殻類 ,  シース