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J-GLOBAL ID：201802291495053435   整理番号：18A0970137

障壁交差の記憶誘起加速と減速【JST・京大機械翻訳】

Memory-induced acceleration and slowdown of barrier crossing

著者 (5件)： Kappler Julian (Freie Universitaet Berlin, Fachbereich Physik, 14195 Berlin, Germany) ,  Daldrop Jan O. (Freie Universitaet Berlin, Fachbereich Physik, 14195 Berlin, Germany) ,  Bruenig Florian N. (Freie Universitaet Berlin, Fachbereich Physik, 14195 Berlin, Germany) ,  Boehle Moritz D. (Freie Universitaet Berlin, Fachbereich Physik, 14195 Berlin, Germany) ,  Netz Roland R. (Freie Universitaet Berlin, Fachbereich Physik, 14195 Berlin, Germany)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 148  号： 1  ページ： 014903-014903-12  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一次元におけるLangevinシミュレーションにより,非Markovメモリを持つ単一塊状粒子の障壁交差に対する平均第一通過時間τ_MFPを研究した。短いメモリ時間τ_ΓのMarkov限界において,過減衰(高摩擦)と慣性(低摩擦)限界の間の期待されるKramersターンオーバーを回復した。Markovianの場合と比較して,中間メモリ時間に対して障壁交差が加速されるが,長いメモリ時間に対しては,障壁交差は遅くなり,τ_MFPはべき乗則τ_MFP~τ_Γ2としてτ_Γとともに増加することを見出した。両効果は漸近伝搬関数解析から導出されるが,中間メモリにおける障壁交差加速は有効な粒子質量減少として理解でき,長いメモリに対する減速はエネルギー拡散の遅い動力学により引き起こされる。システムのすべての関連する時間スケールに関するτ_MFPのための単純でグローバルに正確な発見的公式を提示し,障壁交差が加速される非Markov中間メモリ時間領域と障壁交差が減速する非Markov中間メモリ時間領域と同様にMarkov過減衰とMarkov慣性領域を特徴とするスケーリング図を確立した。(翻訳著者抄録)【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： シミュレーション ,  一次元 ,  ターンオーバー ,  *記憶装置 ,  伝搬関数
準シソーラス用語： 時間領域 ,  べき乗則 ,  低摩擦 ,  第一通過時間 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 溶液論一般  (CB05010Z) ,  ゆらぎ,ランダム過程,Brown運動,輸送過程の一般的理論  (BA08020B) ,  物理化学一般  (CB01010X)

タイトルに関連する用語 (5件)： 障壁 ,  交差 ,  誘起 ,  加速 ,  減速