文献

J-GLOBAL ID：201802291538814629   整理番号：18A1891119

江戸時代における豚の飼育と薩摩藩

著者 (1件)： 井上忠恕
資料名： All About Swine  (All About Swine)
号： 53  ページ： 25-30  発行年： 2018年09月 
JST資料番号： L2993A  ISSN： 0918-371X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・明治維新前の日本における豚肉食として,鹿児島県での豚の飼育を紹介,1609年の奄美・沖縄侵攻の際,豚を持ち帰り始まったとされ,また唐人町の明人の食習慣が入ったとも推測,祝い事などで料理。
・江戸薩摩藩定跡の発掘調査でも,イノシシまたは豚の骨が多く出土,屋敷内で解体・調理と推測。
・小型と大型の2種が認められ,前者は薩摩特産の「黒豚」,後者は中国または欧州系の「白ブタ」と推測。
・薩摩藩の行事・接待の献立記録にも記載。
・薩摩藩以外の遺跡らからも少量であるが,豚の骨は出土。

シソーラス用語： *ブタ ,  時期 ,  鹿児島県 ,  遺跡 ,  *養豚 ,  イノシシ ,  調査 ,  骨 ,  歴史 ,  食習慣 ,  *豚肉 ,  発掘調査 ,  *偶蹄類 ,  *食肉
準シソーラス用語： *江戸時代

分類 (2件)： 豚  (FD02040U) ,  食肉一般  (FJ12031X)

引用文献 (20件)：

• H.デンベック(小西正泰,渡辺清 訳):家畜のきた道(動物の文化史2),築地書館(1979)
• 江後迪子:江戸初期の島津家の食卓,鹿児島県立図書館(1996)
• 石神千代乃:さつま料理歳時記,金海堂(1973)
• 鹿児島県養豚振興協議会編:鹿児島県養豚史,鹿児島県養豚振興協議会(1996)
• 駒走昭二:神奈川大学人文学会誌163巻, 155-172,神奈川大学人文学会(2007)

タイトルに関連する用語 (3件)： 江戸時代 ,  豚 ,  飼育