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J-GLOBAL ID:201802291591672094   整理番号:18A0742239

台風期の河川流量への気候変動の影響:高知市街を流れる鏡川を例に

Climate Change Effects on the Flow Rate of Kagami River through Kochi City during the Typhoon Season
著者 (4件):
資料名:
巻: 32  ページ: 18-30  発行年: 2018年03月31日 
JST資料番号: L5453A  ISSN: 1346-3489  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2014年において,高知市は地域の主要河川である鏡川が危険なレベルに達して重大な状況に直面し,洪水になる直前であった。都市の上流に位置する鏡ダムにおける水位の手動制御により,重大な被害を回避した。懸念は,気候変動の影響により,将来,類似の状況がより頻繁に起きる可能性があることである。本論文において,以下の3つの研究に基づいて,この懸念がどのように現実になるか報告した。第1に,高知県において,高知市の地域だけでなく山岳地も含めて5つの場所を選択した。AMeDAS(自動気象データ収集システム)からの過去の気象データを,台風通過中に5か所で1時間降水量を比較することによって分析した。その結果,これらの場所は山岳の存在を反映して2つのグループに分類された。第2に,鏡川に沿った上流と下流の2つの場所に注目し,8月と9月における月降水量の歴史的データ(1970年から2005年まで)を,いくつかのGCMs(地球気候モデル)に基づいてシミュレーションした結果(2020年から2055年まで)と比較した。将来のデータに対する平均量の増加は歴史的平均と比較して10%であるが,著者らの分析は台風期の標準偏差における急な上昇を明らかにし,平均降水量に対する標準偏差の比は将来において約50%の値を維持すると考えられた。最後に,上記の将来の降水量を用いてWEB-DHM(水とエネルギー収支ベースの分散水文モデル)シミュレーションを行い,鏡ダムへの流入量が増加する程度を評価して高知市の台風季節中における気候変動の致命的影響を予測した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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環境問題  ,  洪水対策 
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