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J-GLOBAL ID:201802291635067299   整理番号:18A0973941

PI3K-Akt-mTOR経路関連巨脳症の診断のための遺伝的および生化学的分析の組合せ【JST・京大機械翻訳】

A combination of genetic and biochemical analyses for the diagnosis of PI3K-AKT-mTOR pathway-associated megalencephaly
著者 (28件):
資料名:
巻: 18  号:ページ:発行年: 2017年 
JST資料番号: U7307A  ISSN: 1471-2350  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】PI3K-AKT-mTOR経路(mTOR経路)の構成的活性化は,多くの患者における巨大脳症の基礎となる。しかし,巨大脳症患者におけるPI3K-AKT-mTOR経路の関与の有病率は解明されておらず,分子診断は困難である。ここでは,mTOR経路と関係した巨大脳の診断のための遺伝的および生化学的方法の組み合わせを確立し,疾患の臨床的特徴を明らかにすることを試みた。【方法】増加した頭囲と神経症状を有する13人の患者が研究に参加した。mTOR経路の活性化を評価するために,12名の患者からリンパ芽球様細胞株におけるリン酸化S6リボソーム蛋白質(ホスホ-S6蛋白質)の発現レベルを決定するためにウェスタンブロット分析を行った。mTOR経路に関与する15の遺伝子に対する多重標的配列解析を12人の患者に対して行い,1人の追加患者について全エキソソーム配列決定を行った。臨床像とMRI所見も調査した。【結果】著者らは,13人の患者の6人(AKT3,1人の患者,PIK3R2,2人の患者,PTEN,3人の患者)における病原性突然変異を同定した。リン-S6蛋白質の発現の増加は,ウェスタンブロット法を実施した5人の突然変異陽性患者,および3人の突然変異陰性患者において示された。ほとんどすべての患者において,発達遅延,異型顔面特徴が観察された。AKT3またはPIK3R2突然変異を有する患者においてさえ,syndactyly/多指症および毛細血管奇形は観察されなかった。これらの患者の間に共通の表現型またはMRI所見はなかった。【結論】遺伝学的および生化学的方法の組み合わせにより,巨大脳症を有する13人の患者のうち9人(約70%)においてmTOR経路関与を成功裏に同定し,巨大脳の病因に対する経路の主要な寄与を示した。本併用アプローチはmTOR阻害剤を用いた将来の臨床試験に適した患者の同定に有用である。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
引用文献 (30件):
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