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J-GLOBAL ID:201802291709201154   整理番号:18A0975531

線条体ニューロンと星状細胞におけるステロイドホルモンの転写シグナル【JST・京大機械翻訳】

Transcriptional signatures of steroid hormones in the striatal neurons and astrocytes
著者 (7件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 37  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7309A  ISSN: 1471-2202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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【背景】脳におけるステロイド作用の機構は,主に特異的細胞質受容体の結合と核転座を含む。これらの受容体は転写因子として作用し,遺伝子発現を調節する。しかしながら,異なるタイプの神経細胞におけるステロイド依存性転写調節はまだ完全には理解されていない。本研究の目的は,マウス脳からの星状細胞およびニューロンの初代培養における種々のステロイド受容体アゴニストにより誘導される転写変化を評価し,比較することであった。【結果】全ゲノムマイクロアレイ(Illina Mouse WG-6)と定量的PCR分析を用いて,mRNA豊度レベルを測定した。遺伝子発現を刺激するために,デキサメタゾン(100nM),アルドステロン(200nM),プロゲステロン(200nM),5α-ジヒドロテストステロン(200nM)およびβ-エストラジオール(200nM)を4時間処理した。ニューロンは,星状細胞よりミネラルコルチコイド受容体,プロゲステロン受容体およびエストロゲン受容体2のより高い発現レベルを示すことがわかった。しかしながら,グルココルチコイド受容体mRNAのより高いmRNAレベルは,星状細胞で観察された。ステロイドにより調節された956の遺伝子を同定した。星状細胞では,デキサメタゾンにより変化した381の遺伝子とアルドステロンにより変化した19の遺伝子を見出した。制御された遺伝子の機能的分類は,細胞代謝の複数の側面(上方制御されたSlc2a1,Pdk4およびSlc45a3)および炎症反応(下方制御されたCcl3,Il1bおよびTnf)におけるそれらの推定的関与を示した。プロゲステロン,ジヒドロテストステロンおよびエストラジオールは,星状細胞において遺伝子発現を変化させなかった。ニューロンにおける遺伝子発現の有意な変化は見られなかった。結論:得られた結果は,グリア細胞が中枢神経系におけるステロイドの転写作用の主要な標的である可能性があることを示す。グルココルチコイド受容体により駆動される遺伝子発現の実質的変化は,脳生理学のホルモン依存性調節における視床下部-下垂体-副腎軸の重要な役割を意味する。これはin vitro研究である。したがって,モデルは,in vivoでのニューロンにおける遺伝子発現に及ぼすステロイドのすべての影響を正確に反映しない可能性がある。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  細胞生理一般  ,  神経の基礎医学  ,  細胞膜の受容体  ,  遺伝子の構造と化学 
引用文献 (43件):
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