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J-GLOBAL ID：201802292184802758   整理番号：18A0139757

昆虫社会における表現型多様性の遺伝子重複と進化【Powered by NICT】

Gene duplication and the evolution of phenotypic diversity in insect societies

著者 (2件)： Chau Linh M. (School of Biological Sciences, Georgia Institute of Technology, Atlanta, Georgia 30332) ,  Goodisman Michael A. D. (School of Biological Sciences, Georgia Institute of Technology, Atlanta, Georgia 30332)
資料名： Evolution  (Evolution)
巻： 71  号： 12  ページ： 2871-2884  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0460A  ISSN： 0014-3820  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遺伝子重複は表現型多様性の進化を促進すると考えられる重要な進化過程である。遺伝子重複は高社会性昆虫,ミツバチApis mellifera(セイヨウミツバチ)における表現型の違いの進化と関連していたかどうかを調べた。遺伝子重複によって提供された遺伝的冗長性は高度社会に関連した社会的および性的表現型の進化を促進する仮説を立てた。ミツバチ上科の遺伝子重複の社会性と速度の間に正の相関を見出し,遺伝子重複は,社会性と関連する可能性があることを示した。もA.mellifera代替表現型間の偏った発現を示す遺伝子はシングルトンより重複遺伝子間の予想されたよりも多く見られる傾向があることを発見した。さらに,重複遺伝子はシングルトンに比べて階級,性別,挙動,および組織バイアスの発現レベルがより高かった,予想されたように遺伝子重複は表現型分化を促進した。も,重複した遺伝子は,保存,新機能化,特殊化ではなく,潜在的機能分化の過程を通してA.melliferaゲノムで維持されたことを見出した。全体として,遺伝子重複は社会的および性的表現型だけでなく,組織分化の進化を促進している可能性があると結論した。このように,この研究は,遺伝子重複は,増加した範囲表現型多様性の進化に対する種可能にするという考えを支持する。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ゲノム ,  *遺伝子 ,  *表現型 ,  分化 ,  ミツバチ ,  *遺伝子重複 ,  *遺伝 ,  セイヨウミツバチ ,  遺伝子発現 ,  冗長性
準シソーラス用語： 潜在的機能分化 ,  オーバーラップ遺伝子 ,  社会性 ,  社会性昆虫 ,  *表現型多様性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： Apis mellifera ,  カースト ,  二形性 ,  遺伝子重複 ,  遺伝子発現 ,  膜翅目 ,  社会性

分類 (2件)： 進化論一般  (EC03010Q) ,  遺伝子の構造と化学  (EC02020U)

タイトルに関連する用語 (3件)： 表現型多様性 ,  遺伝子重複 ,  進化