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J-GLOBAL ID:201802293832887591   整理番号:18A1684683

ベルベリンの抗酸化および抗炎症活性はラットにおけるチオアセトアミド注射により誘導される肝線維症を減弱する【JST・京大機械翻訳】

Antioxidant and anti-inflammatory activities of berberine attenuate hepatic fibrosis induced by thioacetamide injection in rats
著者 (6件):
資料名:
巻: 294  ページ: 91-100  発行年: 2018年 
JST資料番号: H0058B  ISSN: 0009-2797  CODEN: CBINA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ベルベリン(BBR)は,根茎および茎から抽出されたイソキノリンアルカロイドである。肝線維症は,現在までに確立された治療法のない世界的な健康問題である。本研究の目的は,ラットで誘発された肝線維症に対するBBRの有効性を調査し,他の機序を明らかにすることである。ラットにチオアセトアミド(TAA)(200mg/kg,i.p)を週2回,6週間投与し,線維症を誘発した。治療群には,TAA注射と同時にBBR(50mg/kg/日,p.o)を投与した。肝臓の抗酸化酵素(カタラーゼ,SOD,GPx)を肝ホモジネートで評価した。それらの活性はTAA注射により減弱し,BBR投与により上昇した。さらに,IL-1β,IL-6,IL-10およびIFN-γの血清IL-6およびmRNAレベルを炎症マーカーとして評価した。結果は,BBRがTAA注射により誘導された炎症を抑制することを示した。α-SMA(活性化HSCのマーカー),TGF-β1およびフィブロネクチンの組織発現を免疫組織化学により測定し,TGF-β1およびフィブロネクチンのmRNA発現を線維症マーカーとして定量した。肝臓組織におけるコラーゲン沈着をマッソンの毛様染色によって評価した。BBRはTGF-β1産生を有意に軽減し,コラーゲンおよびフィブロネクチン沈着を減少させ,その結果,肝線維症を減弱させた。Akt経路は細胞生存,増殖,遊走および接着を制御する。Aktの相対的リン酸化は,TAA注射により増加し,BBR処理により低下した肝ホモジネートで測定した。Akt経路の阻害はアポトーシスの固有経路と関連している。カスパーゼ-3,カスパーゼ-9,Bcl-2およびBaxを,qPCRを用いてアポトーシスマーカーとして,また免疫組織化学によってカスパーゼ-3を定量した。BBR処理ラットはアポトーシスマーカーの発現の増加を示した。さらに,BBR処置ラットは,HE染色によって示されるように正常な肝臓小葉構造の回復を示した。結論として,BBRはその抗酸化および抗炎症活性により肝線維症の治療候補となる可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の基礎医学  ,  消化器作用薬の基礎研究 

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