文献

J-GLOBAL ID：201802293835219682   整理番号：18A1009043

イノベーション創出を目指す異分野融合研究アライアンス 超臨界流体を利用したナノシートプロセシング

著者 (4件)： 笘居高明 (東北大 多元物質研) ,  宮脇仁 (九大 先導物質化研) ,  YOON Seong-Ho (九大 先導物質化研) ,  本間格 (東北大 多元物質研)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 53  号： 6  ページ： 382-386  発行年： 2018年06月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・超臨界流体は,温度・圧力を制御することで溶解度,イオン積,物質輸送に関わる拡散係数等の溶媒特性を操作可能であるが,本稿では,超臨界流体を利用したナノシートの剥離プロセシングおよびグラフェンの構造分離について解説。
・超臨界流体を利用したナノシートの剥離事例として,プレートレット型カーボンナノチューブからのグラフェン剥離,2800°Cの高温処理(グラファイト化)による欠陥密度の低減,試作した流通式超臨界流体処理装置を紹介。
・グラフェンの構造分離手法として,界面活性剤の吸着密度の構造依存性を利用した単一界面活性剤多段ゲルクロマトグラフィー(SS-MUGEC)法による構造分離を紹介。

シソーラス用語： *ナノシート ,  *グラフェン ,  ナノ構造 ,  膜 ,  層間剥離 ,  *剥離 ,  *超臨界流体 ,  溶媒 ,  溶媒効果 ,  カーボンナノチューブ ,  黒鉛化 ,  欠陥密度 ,  界面活性剤 ,  吸着
準シソーラス用語： イノベーション創出 ,  学際研究 ,  グラフェンナノシート ,  グラファイト化 ,  ゲルクロマトグラフィー法

分類 (1件)： 炭素とその化合物  (YB02060D)

引用文献 (13件)：

• S. Stankovich, D. A. Dikin, R. Piner, K. M. Kohlhaas, A. Kleinhammes, Y. Jia, Y. Wu, S. T. Nguyen and R. S. Ruoff, Carbon, 45, 1558-1565 (2007).
• Y. Hernandez, M. Lotya, D. Rickard, S. D. Bergin and J. N. Coleman, Langmuir, 26, 3208-3213 (2010).
• D. Rangappa, K. Sone, M. Wang, U. K. Gautam, D. Golberg, H. Itoh, M. Ichihara and I. Honma, Chem. Eur. J., 16, 6488-6494 (2010).
• T. Tomai, Y. Kawaguchi and I. Honma, Appl. Phys. Lett., 100, 233110 (2012).
• Q. D. Truong, M. K. Devaraju, Y. Nakayasu, N. Tamura, Y. Sasaki and I. Honma, ACS Omega, 2, 2360-2367 (2017).

タイトルに関連する用語 (5件)： イノベーション創出 ,  融合 ,  研究 ,  アライアンス ,  超臨界流体