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J-GLOBAL ID:201802295405898519   整理番号:18A1011142

潤滑剤としてのイオン液体の展望

Perspective of Ionic Liquids as Lubricants
著者 (2件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 317-323(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0390A  ISSN: 0915-1168  CODEN: TORAEO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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低い蒸気圧,低い揮発性,および高い熱安定性などの独特の特性のため,イオン液体は,新しい潤滑剤としての使用が期待されている。その物理的性質は,従来の潤滑剤と比較して優れている。しかしながら,ハロゲン含有イオン液体は,高い潤滑性能を示すが,摩耗表面の腐食を引き起こすことはよく知られている。腐食を排除するために,ハロゲンを含まないイオン液体の応用を提案した。ハロゲンイオン液体の代わりに,リン,硫黄,ホウ素やシアノベースのイオン液体などのハロゲンを含まないイオン液体を期待した。リンおよび硫黄ベースのイオン液体は,ハロゲン含有イオン液体のそれに対して劣った潤滑性を示した。ホウ素ベースのイオン液体は超低摩擦を示し,これらの潤滑性能はハロゲン含有イオン液体を上回った。シアノベースのイオン液体の潤滑性は,カチオンとアニオンの変化により改善できた。さらに,シアノベースのイオン液体とダイヤモンド状炭素(DLC)膜を摺動面として組合せることで,超低摩擦現象を確認した。潤滑剤としてイオン液体を適用する場合,摩擦材料との組合せも重要な課題であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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潤滑一般 
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