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J-GLOBAL ID：201802295546087898   整理番号：18A0736290

三次元点群データを用いた急斜面の維持管理における変動解析

Assessment of steep slope movements using point cloud data-For preliminary survey of slope maintenance-

著者 (4件)： 菊地輝行 (開発設計コンサルタント) ,  秦野輝儀 (電源開発) ,  千田良道 (中日本航空) ,  西山哲 (岡山大 大学院)
資料名： 日本地すべり学会誌  (Landslides)
巻： 55  号： 2  ページ： 65-71  発行年： 2018年03月25日 
JST資料番号： S0392B  ISSN： 1348-3986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年増加する斜面災害において急斜面からの岩盤崩落や落石は,要点検箇所に抽出されていない場合でも発生する報告がなされている。急斜面の維持管理においては概要調査に相当する落石や落石発生源の有無を確認することが重要であるが,植生や立地上の問題から難しい。概要調査を効率よく実施するためには,詳細な地形情報を取得することが重要であり,性能向上が著しいレーザ計測が公共測量や地すべりなどの斜面災害の現場で用いられ,その有用性に期待が高まっている。本研究で河川に面した急斜面に対して,航空および地上型レーザ計測を対象物によって組み合わせて使用し,多時期の計測を行った。これによって得られたレーザ計測による三次元点群データを用いて変動解析を行い,地形および地質の種類に依存する挙動を明確にし,現地調査の結果に基づいて維持管理に有効な概要調査の計測手法としての有用性を検証・評価したので報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： 災害 ,  *斜面 ,  崩壊 ,  *維持管理 ,  光学的測定 ,  *分散分析 ,  *データ ,  落石 ,  情報 ,  測量 ,  空中写真測量 ,  レーザ計測 ,  岩盤崩落 ,  *急斜面 ,  公共測量 ,  航空レーザ測量 ,  *点群データ
準シソーラス用語： *三次元点群データ ,  斜面災害 ,  地形情報

分類 (1件)： 斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (12件)：

• 1) 気象庁 : アメダスで見た短時間強雨発生回数の長期変化について, [http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/heavyraintrend.html] (最終検索日 : 2017/7/30)
• 2) 菊地輝行・鹿野久米豊 (2013) : 地上型3Dレーザースキャナを用いた地質調査事例, 日本応用地質学会, 平成25年度研究発表会講演集論文集, pp.83-84.
• 3) 向山栄・江川真史 (2009) : 二時期の細密DEMから作成した地形画像解析により推定した平成20年 (2008年) 岩手・宮城内陸地震における荒砥沢ダム周辺の地表変動, 応用地質学会平成21年度研究発表会講演論文集, pp.3-4.
• 4) 菊地輝行・秦野輝儀・千田良道・西山哲 (2016) : 航空レーザ測量を用いた斜面動態モニタリング技術の試み, 地盤工学会平成28年研究発表会
• 5) 菊地輝行・秦野輝儀・千田良道・西山哲 (2017) : S-DEMデータを利用した地すべり地における変動ベクトル解析技術の開発, 応用地質, 57, vol. 6, pp.277-288.

タイトルに関連する用語 (4件)： 三次元点群データ ,  急斜面 ,  維持管理 ,  変動解析