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J-GLOBAL ID:201802295928983213   整理番号:18A2001064

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対するアンピシリンとオキサシリンのアジュバントとしてのペプチド【JST・京大機械翻訳】

Peptides as adjuvants for ampicillin and oxacillin against methicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA)
著者 (6件):
資料名:
巻: 124  ページ: 11-20  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0489A  ISSN: 0882-4010  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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病原体における急速に出現する抗生物質耐性は,抗菌化合物の貯留層を強化するために特別な注意を必要とする。これらの観点から,既知の抗菌活性を有するいくつかのペプチドは,多剤耐性(MDR)病原体に対する抗生物質の有効性を高めることが報告されている。本研究では,メチシリン耐性黄色ぶどう球菌(MRSA)に対する従来の抗生物質の有効性を改善するために,作用の異なる機構を有するペプチドの可能性を評価した。6つのペプチドの一次スクリーニングの後,非常に高い最小阻害濃度(MIC)を示すT3とT4の2つのペプチドを選択し,病原体が耐性である抗生物質のMICを変化させる役割を評価した。ペプチドの存在下で,抗生物質のMICは,分画阻害濃度指数(FICI)と時間殺菌アッセイにより減少することが分かった。これらの観察は,それらの作用機序を探すことを促した。電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)による病原体の形態に及ぼすペプチドの影響は,ペプチドのサブ阻害濃度で細胞への損傷を示さず,これはペプチドのより高いMICと良く相関し,病原体への直接的影響を示さなかった。しかし,誘電分光法,共焦点顕微鏡法およびフローサイトメトリーは,細菌膜によるペプチドの相互作用および局在化を確認した。ペプチドは,排出系に関与する多くの蛋白質に対する基質であるエチジウムブロミドの排出を阻害することも見出された。従って,病原体の膜と相互作用した後のペプチドは,抗生物質の流出を阻害し,それによりそれらの有効濃度を低下させると推測される。従って,本研究は,それら自身の抗菌活性を持たないペプチドが,抗生物質に対するアジュバントとして作用する病原体と相互作用することにより,抗生物質の有効性を高めることもできることを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗細菌薬の基礎研究 

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