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J-GLOBAL ID：201802295973646396   整理番号：18A1980175

線形受動2ポートシステムに関する電力伝送理論

Power Transfer Theory on Linear Passive Two-Port Systems

著者 (1件)： OHIRA Takashi (Toyohashi University of Technology)
資料名： IEICE Transactions on Electronics (Web)  (IEICE Transactions on Electronics (Web))
巻： E101.C  号： 10  ページ： 719-726(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0468A  ISSN： 1745-1353  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文では,電力伝送の観点から線形受動2ポートシステムを理論的に再検討した。従来のS₂₁の大きさを用いる代わりに,2ポート性能評価のための性能指数としてkQ積を一般化することを提案した。電力伝送方式の3つの例,すなわち誘導性,容量性,抵抗性のチャネル,を調べた。それらの電圧電流方程式から出発して,各方式に対してkQ式を解析的に導出した。得られた式は外観が異なるが,全て物理的にωM/Rと一致し,それは初期の変圧器におけるkQ積の元の定義に由来するものであった。3つの例の包括的な学習の後に,最終的に,任意の種類の電力転送チャネルを表すブラックボックスモデルに理論を拡張した。一般的な2ポートZパラメータに関して,最適の負荷,入力インピーダンス,最大電力伝送効率に対して便利な数学的表現式を導いた。また回路パラメータの関数として一般化したkQがどのように振舞うかを説明する有用な図形を用いてその理論を補完した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *四端子回路 ,  *線形性 ,  *電気回路 ,  *送電 ,  *理論 ,  性能指数 ,  ブラックボックス ,  パラメータ ,  式
準シソーラス用語： *2ポートネットワーク ,  Zパラメータ ,  *受動回路 ,  数式表現 ,  *線形 ,  *電力伝送

著者キーワード (3件)： 拡張ESR ,  一般化KQ ,  最大効率

分類 (2件)： 伝送回路理論  (NA02020X) ,  電力変換器  (NB08030B)

引用文献 (12件)：

• [1] K. Kurokawa, “Power waves and the scattering matrix,” IEEE Trans. Microw. Theory Techn., vol.13, no.2, pp.194-202, March 1965. 10.1109/tmtt.1965.1125964
• [2] D.M. Pozar, Microwave Engineering Third Edition, pp.174-183, John Wiley & Sons, 2005.
• [3] S. Li and C.C. Mi, “Wireless power transfer for electric vehicle applications,” IEEE J. Emerg. Sel. Topics Power Electron., vol.3, no.1, pp.4-17, March 2015. 10.1109/jestpe.2014.2319453
• [4] T. Ohira, “What in the world is Q,” IEEE Microw. Mag., vol.17, no.6, pp.42-49, June 2016. 10.1109/mmm.2016.2538512
• [5] T. Ohira, “The kQ product as viewed by an analog circuit engineer,” IEEE Circuits Syst. Mag., vol.17, no.1, pp.27-32, Feb. 2017. 10.1109/mcas.2016.2642698

タイトルに関連する用語 (4件)： 線形 ,  ポート ,  電力伝送 ,  理論