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J-GLOBAL ID:201802299274854463   整理番号:18A1113970

神経膠腫におけるHLA-DR遺伝子の発現:臨床病理学的特徴と予後との相関【JST・京大機械翻訳】

Expression of HLA-DR genes in gliomas: correlation with clinicopathological features and prognosis
著者 (8件):
資料名:
巻:号:ページ: 27  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7465A  ISSN: 2057-4967  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:ヒト白血球抗原(HLA)-DRは,5つの遺伝子:HLA-DRA,HLA-DRB1,HLA-DRB3,HLA-DRB4およびHLA-DRB5によってコードされる古典的な主要組織適合性複合体(MHC)クラスII分子である。本研究は,マイクロアレイデータを分析することによって,神経膠腫におけるこれらの遺伝子の役割を調査することを目的とした。【方法】著者らは,組織学的に確認された神経膠腫を有する305人の患者を登録して,それらの臨床的特徴を研究することとともに,マイクロアレイデータ分析をHLA-DRスコアと称する新しい変数を定義し,因子分析により5つのHLA-DR遺伝子すべての発現情報を説明した。神経膠腫および正常脳組織の各グレードにおけるHLA-DRスコアを,一方向ANOVAを用いて比較した。最後に,HLA-DRスコアと無進行生存(PFS)および全生存(OS)との相関を,Kaplan-MeierおよびCox分析により分析した。【結果】著者らの研究は,HLA-DR遺伝子の過剰発現,すなわちHLA-DR遺伝子の過剰発現が,より攻撃的な神経膠腫腫瘍グレード(p<0.001,One-way ANOVA)と相関していることを示した。さらに,HLA-DRスコアは,低悪性度神経膠腫(LGGs)において,オリゴデンドログリア腫瘍(-0.718±3.177対-2.975±2.662,t-検定)より星状細胞腫瘍において有意に高かった。両PFSのKaplan-Meier分析(p=0.046,ログランク検定;p=0.021,Breslow試験)およびOS(p=0.029,Breslow試験)は,高対低HLA-DRスコアを有するLGG患者間の臨床転帰に有意差を示した。最終的に,HLA-DRスコアは,LGG患者において多変量解析による臨床転帰の独立予後因子であることがさらに確認された(それぞれ,PFSおよびOSに対してp=0.042およびp=0.025)。【結論】HLA-DR遺伝子の発現は,神経膠腫における腫瘍グレードとLGGにおける組織学的サブタイプを予測するために使用することができる。さらに,それらはLGG患者生存の独立予測因子でもある。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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抗原・抗体・補体一般  ,  遺伝子の構造と化学  ,  遺伝的変異  ,  腫ようの化学・生化学・病理学  ,  集団遺伝学 
引用文献 (40件):
  • Acta Neuropathol; Epidemiology and etiology of gliomas; H Ohgaki, P Kleihues; 109; 1; 2005; 93-108; 10.1007/s00401-005-0991-y; CR1;
  • Neuro-Oncology; The epidemiology of glioma in adults: a “state of the science” review; QT Ostrom, L Bauchet, FG Davis, I Deltour, JL Fisher, CE Langer, M Pekmezci, JA Schwartzbaum, MC Turner, KM Walsh, MR Wrensch, JS Barnholtz-Sloan; 16; 7; 2014; 896-913; 10.1093/neuonc/nou087; CR2;
  • Acta Neuropathol; The 2007 WHO classification of tumours of the central nervous system; DN Louis, H Ohgaki, OD Wiestler, WK Cavenee, PC Burger, A Jouvet, BW Scheithauer, P Kleihues; 114; 2; 2007; 97-109; 10.1007/s00401-007-0243-4; CR3;
  • N Engl J Med; Radiotherapy plus concomitant and adjuvant temozolomide for glioblastoma; R Stupp, WP Mason, MJ Bent, M Weller, B Fisher, MJ Taphoorn, K Belanger, AA Brandes, C Marosi, U Bogdahn, J Curschmann, RC Janzer, SK Ludwin, T Gorlia, A Allgeier, D Lacombe, JG Cairncross, E Eisenhauer, RO Mirimanoff; 352; 10; 2005; 987-996; 10.1056/NEJMoa043330; CR4;
  • Annu Rev Immunol; Natural innate and adaptive immunity to cancer; MD Vesely, MH Kershaw, RD Schreiber, MJ Smyth; 29; 2011; 235-271; 10.1146/annurev-immunol-031210-101324; CR5;
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