特許
J-GLOBAL ID:201803000702652524

連続鋳造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小松 高
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2016077415
公開番号(公開出願番号):WO2018-051483
出願日: 2016年09月16日
公開日(公表日): 2018年03月22日
要約:
【課題】凝固シェルへの異物混入に起因する冷延鋼板での表面欠陥を安定して顕著に低減することが可能な連続鋳造技術を提供する。【解決手段】浸漬ノズル30の吐出孔31から下記(A)および(B)の条件で溶鋼をモールド内に吐出するとともに、少なくとも長辺方向中央位置の凝固シェル厚さが5〜10mmとなる深さ領域の溶鋼に、双方の長辺側で互いに逆方向の長辺方向流れが生じるように電磁撹拌(EMS)を行う、鋼の連続鋳造方法。(A)浸漬ノズル吐出孔31からの吐出延長線52がモールド内の湯面41と点Pで交わり、前記点Pの位置が、0.15≦M/W≦0.45を満たす条件。(B)0≦L-0.17Vi≦350を満たす条件。ここで、Lの単位はmm、Viは出口開口部32における溶鋼の吐出速度(mm/s)である。【選択図】図2
請求項(抜粋):
水平面で切断したモールド内面の輪郭形状が長方形であるモールドを用いる鋼の連続鋳造において、前記長方形の長辺を構成する2つのモールド内壁面を「長辺面」、短辺を構成する2つのモールド内壁面を「短辺面」、長辺面に平行な水平方向を「長辺方向」、短辺面に平行な水平方向を「短辺方向」と呼ぶとき、 2つの吐出孔を有する浸漬ノズルを、モールド内の長辺方向および短辺方向の中心に設置し、上記各吐出孔からそれぞれ下記(A)および(B)の条件で溶鋼をモールド内に吐出するとともに、少なくとも長辺方向中央位置の凝固シェル厚さが5〜10mmとなる深さ領域の溶鋼に、双方の長辺側で互いに逆方向の長辺方向流れが生じるように電力を印加して電磁撹拌(EMS)を行う、鋼の連続鋳造方法。 (A)浸漬ノズル吐出孔の出口開口部における溶鋼吐出流中心軸の延長線(以下「吐出延長線」という。)がモールド内の湯面と点Pで交わり、前記点Pの位置が下記(1)式を満たすように、浸漬ノズル吐出孔から溶鋼を水平より上向きに吐出する。 0.15≦M/W≦0.45 ...(1) ここで、Wは対向する短辺の湯面高さにおける距離(mm)、Mは対向する短辺間の長辺方向中央位置から上記点Pまでの長辺方向距離(mm)である。 (B)下記(2)式を満たすように、浸漬ノズル吐出孔から溶鋼を吐出する。 0≦L-0.17Vi≦350 ...(2) ここで、Lは浸漬ノズル吐出孔の出口開口部中心位置から前記点Pまでの距離(mm)、Viは当該吐出孔の出口開口部における溶鋼の吐出速度(mm/s)である。
IPC (7件):
B22D 11/115 ,  B22D 11/10 ,  B22D 11/20 ,  B22D 11/00 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/18 ,  C22C 38/54
FI (7件):
B22D11/115 B ,  B22D11/10 330F ,  B22D11/20 A ,  B22D11/00 B ,  C22C38/00 302Z ,  C22C38/18 ,  C22C38/54
Fターム (5件):
4E004FB05 ,  4E004MB03 ,  4E004MB12 ,  4E004NB01 ,  4E004NC02

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