特許
J-GLOBAL ID:201803000735403473

金属部材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 須田 篤 ,  楠 修二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-081019
公開番号(公開出願番号):特開2018-178207
出願日: 2017年04月17日
公開日(公表日): 2018年11月15日
要約:
【課題】ナノメートル寸法の微小間隙を有し、より比表面積が大きいポーラス金属部材を容易に製造することができる金属部材の製造方法を提供する。【解決手段】第1の成分および第2の成分に対して正の混合熱を有する第3の成分と、第1の成分に対して正の混合熱を有し、第2の成分に対して負の混合熱を有する第4の成分と、第1の成分に対して負の混合熱を有する第5の成分とを同時に含有する金属材料を準備する。第1溶出工程において、所定の温度に制御された、第1の成分から成る第1の金属浴に浸すことにより、第5の成分を選択的に第1の金属浴内に溶出させて、微小間隙を有する第1の金属部材を得る。次に、第2溶出工程において、第1の金属部材を、所定の温度に制御された、第2の成分から成る第2の金属浴に浸すことにより、第4の成分を選択的に第2の金属浴内に溶出させて、微小間隙を有する第2の金属部材を得る。【選択図】図1
請求項(抜粋):
第1の成分および第2の成分に対して正の混合熱を有する第3の成分と、前記第1の成分に対して正の混合熱を有し、前記第2の成分に対して負の混合熱を有する第4の成分と、前記第1の成分に対して負の混合熱を有する第5の成分とを同時に含有し、かつ、前記第1の成分の凝固点よりも高い融点を有する化合物、合金または非平衡合金から成る金属材料を、 この金属材料から前記第5の成分が減少し、前記第3の成分および前記第4の成分のみから成る成分に至るまでの組成変動範囲内における液相線温度の最小値よりも低い温度に制御された、前記第1の成分から成る第1の金属浴に浸すことにより、前記第5の成分を選択的に前記第1の金属浴内に溶出させて、微小間隙を有し、前記第2の成分の凝固点よりも高い融点を有する第1の金属部材を得る第1溶出工程と、 前記第1の金属部材を、この第1の金属部材から前記第4の成分が減少し、前記第3の成分に至るまでの組成変動範囲内における液相線温度の最小値よりも低い温度に制御された、前記第2の成分から成る第2の金属浴に浸すことにより、前記第4の成分を選択的に前記第2の金属浴内に溶出させて、微小間隙を有する第2の金属部材を得る第2溶出工程とを、 有することを特徴とする金属部材の製造方法。
IPC (2件):
C22C 1/08 ,  C23F 1/00
FI (2件):
C22C1/08 D ,  C23F1/00 103
Fターム (7件):
4K057WA01 ,  4K057WB01 ,  4K057WB03 ,  4K057WB11 ,  4K057WB15 ,  4K057WE01 ,  4K057WE21

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