特許
J-GLOBAL ID:201803001664098700
気泡排出構造を備えた油圧シリンダ装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
山田 卓二
, 田中 光雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-173764
公開番号(公開出願番号):特開2018-040404
出願日: 2016年09月06日
公開日(公表日): 2018年03月15日
要約:
【課題】ピストン下端面近傍で作動油中に気泡が滞留するのを防止することを可能にする、可動部を有しない簡素な構造の気泡除去手段を備えた油圧シリンダ装置を提供する。【解決手段】油圧シリンダ装置1には、ピストン3が最上位置に移動したときに、ピストン3の下端面近傍において作動油中に滞留している気泡を排出する気泡排出構造が設けられている。この気泡排出構造は、ピストン3が最上位置に位置している状態において、第1ピストンパッキン46の下端部よりやや下側の第1部位と、第1ピストンパッキン46の上端部よりやや上側の第2部位とを連通させる連通部からなる。この連通部は、第1部位と第2部位の間において、シリンダ2の円筒部材40の内周部の全周にわたって環状に形成された、凹曲線状の縦断面を有する環状溝56からなる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
円柱形の中空部を有するシリンダと、
前記中空部に嵌入され、シリンダ中心軸が伸びる方向においてロッド側の位置とキャップ側の位置の間を往復移動することができるピストンと、
前記ピストンのロッド側端面に結合され、前記中空部から前記シリンダのロッド側端壁を貫通してシリンダ外に伸びるピストンロッドとを備えていて、
前記ピストンよりロッド側の前記中空部がロッド側油室をなし、前記ピストンよりキャップ側の前記中空部がキャップ油室をなしている油圧シリンダ装置であって、
前記ピストンのロッド側端部近傍においてピストン外周部に、前記ピストンのキャップ側への移動時に前記ロッド側油室内の油圧により前記ピストンと前記シリンダの間隙をシールする第1ピストンパッキンが装着される一方、前記ピストンのキャップ側端部近傍においてピストン外周部に、前記ピストンのロッド側への移動時に前記キャップ油室内の油圧により前記ピストンと前記シリンダの間隙をシールする第2ピストンパッキンが装着され、
前記シリンダに、前記ピストンが最大限にキャップ側に移動した状態において、前記第1ピストンパッキンのロッド側端部よりロッド側の第1部位と、前記第1ピストンパッキンのキャップ側端部よりキャップ側の第2部位とを連通させる連通部が設けられていることを特徴とする油圧シリンダ装置。
IPC (1件):
FI (2件):
F15B15/14 335A
, F15B15/14 380A
Fターム (5件):
3H081AA02
, 3H081BB02
, 3H081CC10
, 3H081DD22
, 3H081EE28
引用特許:
審査官引用 (2件)
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空気抜き機構付液圧シリンダ
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-122528
出願人:豊興工業株式会社, トヨタ自動車株式会社, トヨタ自動車北海道株式会社
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特開昭62-251507
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