特許
J-GLOBAL ID:201803002347069963

サブ波長回折格子を有するセキュリティエレメント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 曾我 道治 ,  梶並 順 ,  大井 一郎 ,  金山 明日香
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-526294
公開番号(公開出願番号):特表2018-528486
出願日: 2016年07月25日
公開日(公表日): 2018年09月27日
要約:
本発明は、紙幣、小切手等をはじめとする価値のある書類を製造するためのセキュリティエレメントに関する。これは、誘電体基板(1)と、縦方向に延びると共に第1の平面(L1)内に配置され、相互間に位置付けられた第1の格子ギャップ(4)を有する複数の第1の格子ウェブ(3)からなる、基板(1)内に埋め込まれる第1の周期的線状格子構造(2)と、縦方向に延び、相互間に位置付けられた第2の格子ギャップ(8)を有する第2の格子ウェブ(7)からなる、基板(1)内に埋め込まれる同じ周期(d)の第2の線状格子構造(6)と、を含む。第2の線状格子構造(6)は、第1の平面(L1)に対して平行な第2の平面(L2)内において第1の線状格子構造(2)の上方に位置付けられ、第2の線状格子構造(6)は、第1の線状格子構造(2)に対して反転した状態に形成される。それにより、第1の平面(L1)の平面図において、第2の格子ウェブ(7)は第1の格子ギャップ(4)の上にあり、第2の格子ギャップ(8)は、第1の格子ウェブ(3)の上にある。セキュリティエレメント(S)は、透過(T)を見たときに色効果を発生させ、第1の線状格子構造(2)の格子ウェブ(3)と第2の線状格子構造(6)の格子ウェブ(7)とはそれぞれ、高屈折率材料(3a、7a)の層と金属材料(3b、7b)の層とからなる二重層から形成される。
請求項(抜粋):
紙幣、小切手等をはじめとする価値のある書類を製造するためのセキュリティエレメントであって、 - 誘電体基板(1)と、 - 縦方向に延びると共に第一の平面(L1)内に配置され、相互間に第1の格子ギャップ(4)を有する複数の第1の格子ウェブ(3)からなる、前記基板(1)内に埋め込まれる第1の周期的線状格子構造(2)と、 - 縦方向に延び、相互間に第2の格子ギャップ(8)を有する第2の格子ウェブ(7)からなる、前記基板(1)内に埋め込まれる同じ周期(d)の第2の線状格子構造(6)と を含み、 - 前記第2の線状格子構造(6)は、前記第1の平面(L1)に対して平行な第2の平面(L2)内において前記第1の線状格子構造(2)の上方に位置付けられ、 - 前記第2の線状格子構造(6)は、前記第1の線状格子構造(2)に対して反転した状態に形成され、それにより、前記第1の平面(L1)の平面図において、前記第2の格子ウェブ(7)は、前記第1の格子ギャップ(4)の上に位置付けられ、前記第2の格子ギャップ(8)は、前記第1の格子ウェブ(3)の上に位置付けられる、セキュリティエレメントにおいて、 - 前記セキュリティエレメント(S)は、透視観察(T)において色効果を発生させ、 - 前記第1の線状格子構造(2)の前記格子ウェブ(3)、及び、前記第2の線状格子構造(6)の前記格子ウェブ(7)のそれぞれは、高屈折率材料の層(3a、7a)と金属材料(3b、7b)の層とからなる二重層から形成されることを特徴とする、セキュリティエレメント。
IPC (3件):
G02B 5/18 ,  B42D 25/29 ,  B42D 25/328
FI (3件):
G02B5/18 ,  B42D25/29 ,  B42D25/328
Fターム (8件):
2C005HA02 ,  2C005HB10 ,  2C005JB09 ,  2C005KA02 ,  2C005KA03 ,  2C005KA49 ,  2H249AA07 ,  2H249AA60

前のページに戻る