特許
J-GLOBAL ID:201803003061213133

電力ネットワーク内の通信ネットワークにおける通信遅延の決定

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 荒川 聡志 ,  小倉 博 ,  黒川 俊久 ,  田中 拓人
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-564039
公開番号(公開出願番号):特表2018-522517
出願日: 2016年05月19日
公開日(公表日): 2018年08月09日
要約:
差動保護方式の分野では、電力ネットワーク(20;30)内のローカル端子(L)と複数のリモート端子(R1,R2,R3,R4,R5)との間の通信ネットワークにおける通信時間遅延(TP1,TP2,TP3,TP4,TP5)を決定する方法が提供され、本方法は、(a)各リモート端子(R1,R2,R3,R4,R5)について、電力ネットワーク(20;30)内の計算ノード(J;J1,J2,J3,J4)を選択するステップと、(b)各リモート端子(R1,R2,R3,R4,R5)について、リモート端子(R1,R2,R3,R4,R5)から対応する計算ノード(J;J1,J2,J3,J4)に流入する対応するリモートノード電流(iJ1R1,iJ2R2,iJ3R3,iJ4R4,iJ4R5)と、ローカル端子(L)およびリモート端子もしくは他の各リモート端子(R1,R2,R3,R4,R5)から対応する計算ノード(J;J1,J2,J3,J4)に流入する電流を表す対応する等価ノード電流(iJR1_L,iJR2_L;iJ1R1_L,iJ2R2_L,iJ3R3_L,iJ4R4_L,iJ4R5_L)と、を計算するステップと、(c)各リモート端子(R;R1,R2,R3,R4,R5)について、対応する計算された等価ノード電流(iJR1_L,iJR2_L;iJ1R1_L,iJ2R2_L,iJ3R3_L,iJ4R4_L,iJ4R5_L)と、対応する計算ノード(J;J1,J2,J3,J4)に流入する対応するリモートノード電流(iJ1R1,iJ2R2,iJ3R3,iJ4R4,iJ4R5)と、の和を、キルヒホッフの第1の法則に従ってゼロに等しくするステップと、(d)各リモート端子(R1,R2,R3,R4,R5)について、ローカル端子(L)とそれぞれのリモート端子(R1,R2,R3,R4,R5)との間の通信時間遅延(TP1,TP2,TP3,TP4,TP5)を、対応する等しくされたノード電流の和から抽出するステップと、を含む。 各リモート端子(R1、R2、R3、R4、R5)について、対応する等価ノード電流(iJR1_L、iJR2_L、iJ1R1_L、iJ2R2_L、iJ3R3_L、iJ4R4_L、iJ4R5_L)を計算するステップは、各リモート端子(R1,R2,R3,R4,R5)について等価アドミタンス(yR1,yR2,yR3,yR4,yR5)を確立するステップと、ローカルノード電流(iJL;iJ1L)を取得するステップと、各リモート端子(R1,R2,R3,R4,R5)およびローカルノード電流(iJL;iJ1L)について確立された等価アドミタンス(yR1,yR2,yR3,yR4,yR5)を利用して、対応する等価ノード電流(iJR1_L,iJR2_L;iJ1R1_L,iJ2R2_L,iJ3R3_L,iJ4R4_L,iJ4R5_L)を計算するステップと、を含む。【選択図】図2
請求項(抜粋):
電力ネットワーク(10,20,30)内のローカル端子(12)と複数のリモート端子(14,22,32,34,36)との間の通信ネットワークにおける通信時間遅延を決定する方法であって、 (a)各リモート端子(14,22,32,34,36)について、前記電力ネットワーク(10,20,30)内の計算ノードを選択するステップと、 (b)各リモート端子(14,22,32,34,36)について、前記リモート端子(14,22,32,34,36)から前記対応する計算ノードに流入する対応するリモートノード電流と、前記ローカル端子(12)および前記リモート端子(14,22,32,34,36)もしくは他の各リモート端子から前記対応する計算ノードに流入する電流を表す対応する等価ノード電流と、を計算するステップと、 (c)各リモート端子(14,22,32,34,36)について、前記対応する計算された等価ノード電流と、前記対応する計算ノードに流入する前記対応するリモートノード電流と、の和を、キルヒホッフの第1の法則に従ってゼロに等しくするステップと、 (d)各リモート端子(14,22,32,34,36)について、前記ローカル端子(12)と前記それぞれのリモート端子(14,22,32,34,36)との間の通信時間遅延を、対応する等しくされたノード電流の和から抽出するステップと、を含み、 各リモート端子(14,22,32,34,36)について、対応する等価ノード電流を計算するステップは、 各リモート端子(14,22,32,34,36)について等価アドミタンスを確立するステップと、 ローカルノード電流を取得するステップと、 前記対応する等価ノード電流を計算するために、各リモート端子(14,22,32,34,36)についての前記確立された等価アドミタンスおよび前記ローカルノード電流を利用するステップと、を含むことを特徴とする方法。
IPC (2件):
H02H 3/28 ,  H04L 12/70
FI (2件):
H02H3/28 A ,  H04L12/70 100Z
Fターム (12件):
5G147AA05 ,  5G147AB02 ,  5G147AB05 ,  5G147BB01 ,  5G147CA01 ,  5G147CA05 ,  5G147CA06 ,  5K030GA14 ,  5K030HA08 ,  5K030HB06 ,  5K030KA23 ,  5K030MB06

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