特許
J-GLOBAL ID:201803003179058779

トロカール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 恩田 誠 ,  恩田 博宣
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-269571
公開番号(公開出願番号):特開2015-123220
特許番号:特許第6276987号
出願日: 2013年12月26日
公開日(公表日): 2015年07月06日
請求項(抜粋):
【請求項1】 挿入管の基端部に管入口部を有するとともに、挿入管の先端部に管出口部を有し、その管出口部を管入口部に対し連通したトロカールにおいて、 その管出口部で挿入管の先端部には切開刃を管出口部と一体成形するとともに管出口部を切開刃側へ開放し、 この切開刃は、その管出口部から連続する切欠部と、その切欠部から連続する板状の刃部とを備え、 この切開刃の刃部は、患部への挿入時に患部を切開し始めるように点状に尖った先端刃縁部と、その先端刃縁部を通って挿入管の管入口部と管出口部とを結ぶ挿入管の中心線の周りでその先端刃縁部から40〜90度の交差角度及び20〜45度の刃付角度で管出口部側へ向けて連続して延びる両側刃縁部と、両側刃縁部間で管出口部の内周面に連続する内面と、両側刃縁部間で管出口部の外周面に連続する外面とを有し、 管入口部と管出口部とを結ぶ挿入管の長手方向に対し直交する挿入管の幅方向で、管出口部の内周面を含む境界面に対し内側となる内側領域と外側となる外側領域とに区画した際に、この刃部の両側刃縁部はこの外側領域に位置する最外側刃縁部を有し、 前記切開刃の切欠部は管出口部と両側刃縁部との間で挿入管の中心線に対し20〜45度の傾斜角度で傾斜した傾斜面を有し、この傾斜面は管出口部から連続して挿入管の幅方向における幅方向間隔が刃部の両側刃縁部に向かうに従い次第に大きくなるように延設され、 前記刃部の両側刃縁部は、前記切欠部の傾斜面から連続するとともに、挿入管の中心線に対し挿入管の幅方向へ離間し、その両側刃縁部間の幅方向間隔が刃部の先端刃縁部から挿入管の管出口部側に向かうに従い次第に大きくなるように延設され、 前記切開刃の刃部において、先端刃縁部及び両側刃縁部は前記管出口部の内周面を含む境界面または前記外側領域に配設され、両側刃縁部は挿入管の中心線の幅方向両側で線対称形状をなして先端刃縁部で互いに交差して点状に集束し、挿入管の幅方向で挿入管の中心線に対する最外側刃縁部の幅方向距離Aはその中心線に対する管出口部の外周面の幅方向距離C以上1.5C以下に設定され、 前記切開刃を患部に挿入して切開創を設けるとともにその切開刃を患部に残したままその切開創から挿入管を患部に挿着し得る ことを特徴とするトロカール。
IPC (2件):
A61F 9/007 ( 200 6.01) ,  A61B 17/34 ( 200 6.01)
FI (3件):
A61F 9/007 130 E ,  A61F 9/007 130 J ,  A61B 17/34

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