特許
J-GLOBAL ID:201803003572707622
植物組織の分解を促進する植物組織処理方法、その主剤、その植物組織処理方法で抽出した原料組成物、および植物組織の嵩低減方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
永井 道彰
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2017017319
公開番号(公開出願番号):WO2017-191845
出願日: 2017年05月03日
公開日(公表日): 2017年11月09日
要約:
【課題】 大掛かりな処理装置を用いることなく、植物組織または植物由来加工物を分解することができる植物組織処理剤および植物組織処理方法を提供する。【解決手段】 植物組織または植物由来加工物に添加して植物組織または植物由来加工物の分解抽出処理工程を促進させる植物組織または植物由来加工物の処理剤であって水酸化リチウムを主剤とするものである。この植物組織処理剤を植物組織または植物由来加工物に添加し、植物組織または植物由来加工物の分解工程および植物由来物質の抽出工程を促進させる。植物組織の分解抽出処理工程の後、残渣分離工程を備えることもできる。植物組織としては、木材、草本、段ボール、紙製品、製紙工程から排出されるパルプ液に含まれる植物片残渣などがある。また、浸漬液側、植物組織残渣側には、植物由来物質はセルロースI型が含まれている。セルラーゼを用いてグルコースを得たりすることもできる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
木材片または草本片の植物組織またはそれらを原料として加工した植物由来加工物に植物組織処理剤を添加することにより前記植物組織または前記植物由来加工物の分解を促進させ、内部のセルロースI型成分を抽出する方法であって、
水酸化リチウムを主剤とする植物組織処理剤を前記植物組織または前記植物由来加工物に対して常温かつ常圧で添加して組織内のセルロースミクロフィブリルまで直接浸透させ、前記水酸化リチウムにより前記セルロースミクロフィブリルの非結晶部分の少なくとも一部を溶解して前記セルロースI型成分を溶出させることを特徴とする植物組織または植物由来加工物処理方法。
IPC (4件):
B27K 3/20
, D21C 3/02
, C08B 15/08
, C08B 37/14
FI (4件):
B27K3/20
, D21C3/02
, C08B15/08
, C08B37/14
Fターム (24件):
2B230AA30
, 2B230BA01
, 2B230BA06
, 2B230BA10
, 2B230BA13
, 2B230CA01
, 4C090AA04
, 4C090BA24
, 4C090BA81
, 4C090BC09
, 4C090BC10
, 4C090BD22
, 4C090CA08
, 4C090CA09
, 4C090CA33
, 4C090DA08
, 4C090DA21
, 4C090DA23
, 4C090DA29
, 4C090DA31
, 4C090DA32
, 4L055AA01
, 4L055AA05
, 4L055AG16
引用特許:
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