特許
J-GLOBAL ID:201803005428047912

振動減衰装置およびその設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人アイテック国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-191767
公開番号(公開出願番号):特開2018-054038
出願日: 2016年09月29日
公開日(公表日): 2018年04月05日
要約:
【課題】復元力発生部材と当該復元力発生部材に連動して揺動する慣性質量体とを含む振動減衰装置の振動減衰性能をより向上させる。【解決手段】振動減衰装置20では、ドリブン部材15についての運動方程式と、振動減衰装置20の全体についての運動方程式とを解いて得られた角変位や角度に基づいて導出される制振対象のトルク変動が狙いの値になるように、ドリブン部材15の慣性モーメントJ1と、慣性質量体23の慣性モーメントJ2と、クランク部材22の質量mと、クランク部材22の重心Gと慣性質量体23に対するクランク部材22の揺動の支点との距離L3と、当該支点と回転中心RCとの距離L4とが定められている。【選択図】図3
請求項(抜粋):
エンジンからのトルクが伝達される回転要素の回転中心の周りに該回転要素と一体に回転する支持部材と、前記支持部材に連結されると共に該支持部材の回転に伴って揺動可能な復元力発生部材と、前記復元力発生部材を介して前記支持部材に連結されると共に該支持部材の回転に伴って該復元力発生部材に連動して前記回転中心の周りに揺動する慣性質量体とを含む振動減衰装置において、 前記復元力発生部材の重心と前記慣性質量体に対する該復元力発生部材の揺動の支点との距離を“L3”とし、 前記支点と前記回転中心との距離を“L4”とし、 前記回転要素および前記支持部材の慣性モーメントを“J1”とし、 前記慣性質量体の慣性モーメントを“J2”とし、 前記復元力発生部材の質量を“m”とし、 前記エンジンから前記回転要素までの間の系の剛性を“k”とし、 前記回転要素の定常回転角速度を“Ω”とし、 前記回転要素の定常回転状態からの角変位を“δ”とし、 前記回転中心を通って前記支持部材の径方向に延びるように該支持部材に定められた基準線と、前記慣性質量体に対する前記復元力発生部材の揺動の支点から該復元力発生部材の重心までの線分とがなす角度を“ζ”とし、 前記基準線と、前記回転中心から前記支点までの線分とがなす角度を“θ”とし、 前記エンジンから前記回転要素に伝達されるトルクを“Td”とし、 前記エンジンから前記回転要素に伝達される振動の周波数を“ω”としたときに、 次式(1)および(2)を解いて得られた前記角変位δ、前記角度ζおよびθに基づいて導出される制振対象のトルク変動が狙いの値になるように前記慣性モーメントJ1,J2、前記質量m、距離L3およびL4が定められている振動減衰装置。
IPC (2件):
F16F 15/14 ,  F16F 15/137
FI (2件):
F16F15/14 Z ,  F16F15/137 B
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 遠心振子式吸振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2014-136651   出願人:アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
  • 遠心振子式吸振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2014-111280   出願人:アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
  • ダイナミックダンパ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-075564   出願人:ヴァレオユニシアトランスミッション株式会社

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