特許
J-GLOBAL ID:201803006139215099

電子制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 矢作 和行 ,  野々部 泰平 ,  久保 貴則
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-136961
公開番号(公開出願番号):特開2018-010362
出願日: 2016年07月11日
公開日(公表日): 2018年01月18日
要約:
【課題】メモリの一部に生じた異常に由来してアクチュエータの制御ができなくなってしまう可能性を低減できる電子制御装置を提供する。【解決手段】メモリ異常検出部11Eは、誤り訂正符号を用いてメモリ11Cから読み出したデータのビット誤りを検出する。初期状態においては、メモリ異常検出部11Eは、メモリ11Cの全領域を対象としてデータのビット誤りを検出する処理を行う。一方、メモリ11Cの何れかのアドレスにおいて2ビット誤りを検出した場合には、CPU11Dが、当該異常発生箇所が動作監視用領域M2に属するアドレスであるか否かを判定する。異常発生箇所が動作監視用領域M2である場合にはスロットルモータ22への通電を遮断する一方、異常発生箇所が動作監視用領域M2以外の場合には、診断範囲を動作監視用領域M2へと縮退させる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
中央演算装置及びメモリを備える演算ユニット(11)と、前記メモリの異常を検出するメモリ異常検出部(11E)と、を備え、車両に搭載されたセンサから入力されるデータに基づいて前記車両に搭載された所定のアクチュエータの動作を制御する電子制御装置であって、 前記演算ユニットは、 前記センサから入力されるデータに基づいて前記アクチュエータの制御量を算出する制御演算部(F1)と、 前記メモリが備える記憶領域の一部である動作監視用領域を用いて前記制御演算部が正常に動作しているか否かを判定する動作監視部(F2)と、 前記メモリ異常検出部によって前記メモリの異常が検出された場合、及び、前記動作監視部によって前記制御演算部の異常動作が検出された場合に、その検出された異常事象に応じた処理を実行するエラー処理部(F3)と、を備え、 前記メモリが備える記憶領域において前記メモリ異常検出部による異常検出が行われる範囲である診断範囲は、変更可能に構成されており、 前記エラー処理部は、前記メモリ異常検出部によって前記メモリの異常が検出された場合には、異常発生箇所が前記動作監視用領域であるか否かを判定し、前記異常発生箇所が前記動作監視用領域ではない場合には、当該異常発生箇所を前記診断範囲から除外する診断範囲縮退処理を実行することを特徴とする電子制御装置。
IPC (2件):
G06F 11/10 ,  G06F 12/16
FI (2件):
G06F11/10 662 ,  G06F12/16 330D
Fターム (10件):
5B001AA03 ,  5B001AB01 ,  5B001AD03 ,  5B001AE06 ,  5B018GA07 ,  5B018HA14 ,  5B018JA21 ,  5B018NA08 ,  5B018QA16 ,  5B018RA02

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