特許
J-GLOBAL ID:201803007234228390

複合タングステン酸化物の置換元素の選択方法、複合タングステン酸化物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 伊東 忠重 ,  伊東 忠彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-133532
公開番号(公開出願番号):特開2018-002561
出願日: 2016年07月05日
公開日(公表日): 2018年01月11日
要約:
【課題】Cs0.33WO3の可視光透過性と、熱線遮蔽特性は維持したまま、耐水性を向上させることができる複合タングステン酸化物の置換元素の選択方法を提供する。【解決手段】置換元素Mにより複合タングステン酸化物を置換した際の、複合タングステン酸化物の結晶の結晶表面における、各原子の位置の変位量の最大値である、最大変位量ΔLを算出する固溶可否パラメータ算出工程と、 置換元素Mで置換する前後での複合タングステン酸化物の結晶表面における水分子の吸着エネルギー差ΔEを算出する吸着エネルギー差算出工程と、 置換元素Mで置換した複合タングステン酸化物の結晶表面に水分子を吸着させた際の、Csの浮き上がりによる、結晶表面と垂直方向のCsの変位量Δzを算出する浮き上がり量算出工程と、 置換元素Mの合否を判定する判定工程と、を有する複合タングステン酸化物の置換元素の選択方法。【選択図】なし
請求項(抜粋):
複合タングステン酸化物Cs0.33WO3の、タングステンの一部を置換元素Mで置換して、一般式Cs0.33W1-XMXO3で表される置換した複合タングステン酸化物とする場合の、複合タングステン酸化物の置換元素Mの選択方法であって、 置換元素Mにより複合タングステン酸化物を置換した際の、複合タングステン酸化物の結晶の結晶表面における、各原子の位置の変位量の最大値である、最大変位量ΔLを算出する固溶可否パラメータ算出工程と、 置換元素Mで置換する前の複合タングステン酸化物の結晶表面における水分子の吸着エネルギーEaと、置換元素Mで置換した複合タングステン酸化物の結晶表面における水分子の吸着エネルギーEbとの差である、吸着エネルギー差ΔEを算出する吸着エネルギー差算出工程と、 置換元素Mで置換した複合タングステン酸化物の結晶表面に水分子を吸着させた際の、Csの浮き上がりによる、前記結晶表面と垂直方向の前記Csの変位量Δzを算出する浮き上がり量算出工程と、 以下の式(1)、式(2)、式(3)の全てを満たす場合に、置換元素Mを合格とする判定工程と、 ΔL≦1.00Å ・・・(1) ΔE≧0.02eV・・・(2) Δz<1.04Å ・・・(3) を有する複合タングステン酸化物の置換元素の選択方法。
IPC (4件):
C01G 41/00 ,  C01G 53/00 ,  C01G 55/00 ,  C01G 31/00
FI (4件):
C01G41/00 A ,  C01G53/00 A ,  C01G55/00 ,  C01G31/00
Fターム (5件):
4G048AA04 ,  4G048AC05 ,  4G048AC08 ,  4G048AD03 ,  4G048AD06

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