特許
J-GLOBAL ID:201803007469668215

矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 松山 圭佑 ,  高矢 諭 ,  藤田 崇 ,  須藤 修三
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2016088392
公開番号(公開出願番号):WO2017-111027
出願日: 2016年12月22日
公開日(公表日): 2017年06月29日
要約:
矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ30は、レンズ部30Aとリザーバ部12とを有し、レンズ部30Aは紫外線透過材料から構成され、患者の眼球1における角膜2に接触する側に、角膜ドームの中央を押圧する位置で凸湾曲面状に突出されている押圧領域32と、押圧領域32の外周を囲み、凹円弧形状の環状凹部からなるリリーフ領域34とを備えていて、これらを角膜2に押し付け、角膜2の形状を変えて、少なくとも裸眼視力を矯正するものであって、更に、押圧領域32の、レンズ厚さ方向外側に連続一体的に設けられた、リボフラビン溶液を貯留するリザーバ部12と、リザーバ部12内と押圧領域32を連通する連通孔44と、リザーバ部12内のリボフラビン溶液と同一極性を持つ作用側電極14とが設けられ、レンズ肉厚が、レンズ中心30Cにおいて、0.3mm以上、1.0mm以下とされてなり、眼球1に装着したままで、イオントフォレーシスによりリボフラビン溶液を角膜組織に浸透し、且つ、紫外線照射可能とされている。
請求項(抜粋):
紫外線透過材料から構成され、患者の角膜に接触する側に、凹部からなるリリーフ領域と凸部からなる押圧領域とが形成されていて、これらリリーフ領域と押圧領域とを角膜に押し付けて角膜の形状を変えることにより、裸眼視力及び円錐角膜の少なくとも一方を矯正するためのコンタクトレンズであって、 レンズ部とリザーバ部とから構成され、 前記レンズ部は、患者の角膜に接触する側に、角膜に装着されたときに、角膜ドーム中央に接触する位置の円形のレンズ中央領域と、このレンズ中央領域を囲む円環状のリング状領域とを有し、前記レンズ中央領域とリング状領域とは、一方が前記押圧領域又は前記リリーフ領域を構成し、他方が前記リリーフ領域又は前記押圧領域を構成し、 前記リザーバ部は、前記レンズ中央領域の、レンズ厚さ方向外側位置に前記レンズ部と連続一体的に設けられ、矯正角膜クロスリンキング用のリボフラビン溶液を貯留するように構成され、且つ、リボフラビン溶液と接触する位置に設けられたリボフラビン溶液と同一極性を持つ作用側電極を有し、 前記レンズ部は、前記リザーバ部内と前記レンズ中央領域とを連通する連通孔を有し、且つ、レンズ肉厚が、前記レンズ中央領域において、0.3mm以上、1.0mm以下とされてなり、イオントフォレーシスにより前記リボフラビン溶液を角膜組織に浸透可能としたことを特徴とする矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ。
IPC (3件):
A61F 9/013 ,  A61F 9/01 ,  A61F 9/007
FI (3件):
A61F9/013 110 ,  A61F9/01 ,  A61F9/007 180

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