特許
J-GLOBAL ID:201803007698349980

コークス炉の解体方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人樹之下知的財産事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-136897
公開番号(公開出願番号):特開2018-009057
出願日: 2016年07月11日
公開日(公表日): 2018年01月18日
要約:
【課題】コークス炉を休止して煉瓦を解体して更新する工事において、解体機運転手及び周辺作業者の安全を確保するために、煉瓦及び窯口金物(保護板、炉枠)の崩落と落下を防止する工法を提示することを目的とする。【解決手段】燃焼室と炭化室が交互に配置されるコークス炉の解体方法であって、上部クロスタイロッドのテンションを保持した間に挟まれる範囲ごとに煉瓦を解体し、掻き出すことを繰り返すことにより、コークス炉を炉団方向に一部ずつ分割したゾーンで煉瓦を解体するコークス炉の解体方法。【選択図】図3
請求項(抜粋):
燃焼室と炭化室が交互に配置されるコークス炉の解体方法であって、PS側(プッシャーサイド)、CS側(コークサイド)のうち、解体機を設置する側を解体側、最後まで残る側を反対側とし、以下の手順を繰り返すことにより、コークス炉を炉団方向に一部ずつ分割したゾーン毎に煉瓦を解体することを特徴とするコークス炉の解体方法。 1)PS側、CS側それぞれ、隣り合うバックステイを炉団方向に連結する横梁を上部クロスタイロッドの下部に設置し、横梁の両端は擁壁又はデッキに固定する。 2)一度に解体する1ゾーンの炉団方向の長さ範囲の両端であるバックステイに連結されている上部クロスタイロッドのテンションは保持し、テンションを保持した両端の上部クロスタイロッド間にある上部クロスタイロッドのテンションはすべて開放する。テンションを保持した上部クロスタイロッドのみ、前記上部クロスタイロッドの端部の両方をそれぞれの上部クロスタイロッドが連結されているバックステイに固定する。 3)前記一度に解体する1ゾーンの炉団方向の長さ範囲中、テンションを開放した上部に接続されていた、解体側のバックステイにおいて、切れ目を入れる。 4)解体側のバックステイ横梁において、一度に解体する1ゾーンの炉団方向の長さ範囲の横梁(1ゾーン分の横梁)が、その両側に隣接するゾーンの横梁から切断された状態とする。 5)前記横梁を切除した範囲(前記一度に解体する1ゾーンの炉団方向の長さ範囲)内の上部クロスタイロッド1組以上を切断又は切除後、前記上部クロスタイロッドを切断したバックステイを前記切れ目から、炉体金物が引き抜ける程度に倒したあと、前記炉体金物を撤去する。 6)前記切れ目を入れていたバックステイの切れ目より上部を撤去し、煉瓦を露出させる。 7)解体側からその奥に向かって、バックステイの切れ目より上部を撤去することにより煉瓦を露出させた、ゾーン(1ゾーン)の煉瓦を解体、掻き出す。 8)解体側に煉瓦崩落の危険を無くした後、別のゾーンに移り、煉瓦を解体する。
IPC (3件):
C10B 29/00 ,  F27D 1/16 ,  E04G 23/08
FI (3件):
C10B29/00 ,  F27D1/16 T ,  E04G23/08 Z
Fターム (7件):
2E176AA17 ,  2E176DD61 ,  4K051AA08 ,  4K051AB01 ,  4K051AB03 ,  4K051AB05 ,  4K051LH03

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