特許
J-GLOBAL ID:201803007737443680

鋳型造型方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人梶・須原特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-174863
公開番号(公開出願番号):特開2018-039033
出願日: 2016年09月07日
公開日(公表日): 2018年03月15日
要約:
【課題】本発明は、実際の鋳型を造型する場合に、造型条件が変化した場合でも、その都度、実験を行うことなく、鋳型の損傷がなく造型可能であり、かつ、抜型可能な鋳型造型方法を提供することを目的とする。【解決手段】鋳型造型方法において、自硬性砂を構成する粘結剤の反応量算出工程と、試験体の常温圧縮強度算出工程と、鋳型の常温圧縮強度予測工程と、鋳型の常温圧縮強度抽出工程と、を有し、実際の鋳型を造型する場合は、前記鋳型の常温圧縮強度抽出工程で抽出した常温圧縮強度σce(θ,t)を満足する造型条件パラメータとしての時間t1が経過直後に抜型することを特徴とする。【選択図】なし
請求項(抜粋):
原型を設置した枠内に、砂と粘結剤と硬化促進剤とを混練してなる自硬性砂を充填し、前記自硬性砂が硬化した後に前記原型を引抜き(以下、「抜型」と称す)、前記原型の形状が前記硬化した自硬性砂に転写されることで鋳型を造型する鋳型造型方法において、 前記自硬性砂を用いて試験体を造型する際の造型条件パラメータとして、混練する前の前記砂の温度θ[°C]、前記混練の終了後から抜型直前までの時間t1[min]、および抜型直後から前記試験体を圧縮試験する直前までの時間t2[min]を用い、前記粘結剤の反応量ΔC(θ,ti)[wt%](i=1、2)を下記式(1)および式(2)に基づいて算出する粘結剤の反応量算出工程と、 前記粘結剤の反応量算出工程で算出した反応量ΔC(θ,t1)およびΔC(θ,t2)を下記式(3)に代入し、前記試験体の常温圧縮強度σc(θ,t)[MPa]を算出する試験体の常温圧縮強度算出工程と、 前記自硬性砂を用い、前記造型条件パラメータの下で鋳型を造型した場合の前記鋳型の常温圧縮強度σca(θ,t)に、前記試験体の常温圧縮強度算出工程で算出した前記試験体の常温圧縮強度σc(θ,t)を適用して、予め前記鋳型の常温圧縮強度σca(θ,t)を予測しておく鋳型の常温圧縮強度予測工程と、 前記予測しておいた鋳型の常温圧縮強度σca(θ,t)の中から前記鋳型の損傷がなく造型可能であり、かつ、抜型可能な常温圧縮強度σce(θ,t)を予め実験で抽出しておく鋳型の常温圧縮強度抽出工程と、 を有し、 実際の鋳型を造型する場合は、前記鋳型の常温圧縮強度抽出工程で抽出した前記常温圧縮強度σce(θ,t)を満足する前記造型条件パラメータとしての前記時間t1が経過直後に抜型することを特徴とする鋳型造型方法。
IPC (2件):
B22C 9/02 ,  B22C 9/00
FI (2件):
B22C9/02 101Z ,  B22C9/00 E
Fターム (2件):
4E092AA24 ,  4E092AA50
引用特許:
審査官引用 (3件)

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