特許
J-GLOBAL ID:201803008434490827

低硫鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 尾崎 大介 ,  熊坂 晃 ,  磯村 哲朗 ,  坂井 哲也 ,  井上 茂 ,  森 和弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-245356
公開番号(公開出願番号):特開2018-100427
出願日: 2016年12月19日
公開日(公表日): 2018年06月28日
要約:
【課題】高い脱硫率で、介在物の少ない低硫鋼を製造する方法の提供。【解決手段】転炉内の溶鋼を取鍋へ出鋼する際に、(1)式を満足する範囲でアルミニウムを添加して溶鋼を脱酸処理し、その後、真空精錬炉に設置した上吹きランス13の先端下方にバーナー火炎を形成し、該バーナー火炎でCaO-Al2O3系プリメルト脱硫剤を加熱しながら溶鋼湯面に向けて吹き付けて溶鋼3を脱硫処理し、真空精錬炉での処理終了から連続鋳造設備での連続鋳造開始までの期間で取鍋2を10分間以上にわたって静置した後に、取鍋内の溶鋼の連続鋳造を開始する方法。0.0011×aof+10×[%Al]LL+0.05≦WLD-Al≦0.0011×aof+10×[%Al]LL+1.30...(1)(aofは脱炭処理終点での溶鋼中酸素含有量;[%Al]LLは鉄鋼製品のAl含有量規格値の下限値;WLD-Alは出鋼時の溶鋼へのAl添加量)【選択図】図1
請求項(抜粋):
脱炭処理によって生成された転炉内の溶鋼を、転炉から取鍋へ出鋼する際に、下記の(1)式を満足する範囲でアルミニウムを取鍋内に添加して溶鋼を脱酸処理し、 その後、前記溶鋼を収容する取鍋を真空精錬炉に搬送し、該真空精錬炉の真空槽に設置された上吹きランスの先端下方にバーナー火炎を形成し、該バーナー火炎でCaO-Al2O3系プリメルト脱硫剤を加熱しながら、前記上吹きランスからCaO-Al2O3系プリメルト脱硫剤を搬送用ガスとともに真空槽内の溶鋼浴面に向けて吹き付けて溶鋼を脱硫処理し、 前記真空精錬炉での前記溶鋼の処理終了後、前記真空精錬炉での処理終了から次工程の連続鋳造設備での連続鋳造開始までの期間で、脱硫処理された前記溶鋼を収容する取鍋を10分間以上にわたって静置し(静置とは、取鍋内に収容した溶鋼を強制的に撹拌することを行わずに取鍋を静止すること)、その後、取鍋内の溶鋼の連続鋳造を開始することを特徴とする、低硫鋼の製造方法。 0.0011×aof+10×[%Al]LL+0.05≦WLD-Al≦0.0011×aof+10×[%Al]LL+1.30 ...(1) 但し、(1)式において、aofは、転炉脱炭処理終点での溶鋼中酸素含有量(質量ppm)、[%Al]LLは、製造対象の低硫鋼から製造される鉄鋼製品のアルミニウム含有量規格値の下限値(質量%)、WLD-Alは、出鋼時の溶鋼へのアルミニウム添加量(kg/t)である。
IPC (3件):
C21C 7/072 ,  C21C 7/04 ,  C21C 7/10
FI (3件):
C21C7/072 S ,  C21C7/04 A ,  C21C7/10 F
Fターム (9件):
4K013BA05 ,  4K013CA12 ,  4K013CB04 ,  4K013CE07 ,  4K013DA08 ,  4K013DA12 ,  4K013DA14 ,  4K013EA03 ,  4K013EA05
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭52-021209
  • 溶鋼の精錬方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2011-036508   出願人:JFEスチール株式会社

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