特許
J-GLOBAL ID:201803010246108421

電子制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 矢作 和行 ,  野々部 泰平 ,  久保 貴則
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-190059
公開番号(公開出願番号):特開2018-056767
出願日: 2016年09月28日
公開日(公表日): 2018年04月05日
要約:
【課題】起動時において入力電位のAD変換結果の出力が遅れるのを抑制しつつ、入力電位のAD変換結果として実際の値と大きく離れた値を出力するのを抑制できる電子制御装置を提供する。【解決手段】電子制御装置は、入力回路、AD変換部、及び、推定部を備えている。AD変換部は、入力回路の出力側の電位である出力電位を起動時において複数回AD変換する。推定部は、起動時において出力電位の収束値として推定収束値Veを算出する。推定部は、出力電位が収束するまでに取り得る範囲として見込範囲を算出する。推定部は、実測値Vmが見込範囲内であるか否かを判定する。推定部は、実測値Vmが見込範囲内である場合に、入力回路の入力側の電位である入力電位のAD変換結果として推定収束値Veを出力する。推定部は、実測値Vmが見込範囲外である場合に、入力電位のAD変換結果として実測値Vmを出力する。【選択図】図5
請求項(抜粋):
入力回路(10)と、 前記入力回路を介してアナログ信号が入力されるとともに、入力された前記アナログ信号をデジタル値にAD変換し、且つ、前記入力回路の出力側の電位である出力電位を起動時において複数回AD変換するAD変換部(24)と、 前記起動時に生成された複数の前記デジタル値、及び、前記入力回路の時定数に基づき前記出力電位の収束値として推定収束値(Ve)を算出する推定部(26)と、を備え、 前記推定部は、 前記起動時に生成された複数の前記デジタル値、前記入力回路の時定数、及び、前記AD変換部のAD変換処理の誤差(e)に基づき、前記出力電位が収束するまでに取り得る範囲として見込範囲を算出し、 前記見込範囲の算出に用いた前記デジタル値の後に生成された前記デジタル値である実測値(Vm)が入力されると、前記実測値が前記見込範囲内であるか否かを判定し、 前記実測値が前記見込範囲内である場合に、前記入力回路の入力側の電位である入力電位のAD変換結果として前記推定収束値を出力するとともに、前記実測値が前記見込範囲外である場合に、前記入力電位のAD変換結果として前記実測値を出力する電子制御装置。
IPC (1件):
H03M 1/12
FI (1件):
H03M1/12 C
Fターム (4件):
5J022AA01 ,  5J022BA01 ,  5J022CD01 ,  5J022CF01

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