特許
J-GLOBAL ID:201803010365797839

省エネルギー型平衡機構、回転機械及び実施方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 村山 靖彦 ,  実広 信哉 ,  阿部 達彦
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-575660
公開番号(公開出願番号):特表2017-538883
出願日: 2016年05月13日
公開日(公表日): 2017年12月28日
要約:
本発明は、1つの支持体(2)であって、ベース(3)と、1つの振り子(4)と、ベース(3)及び振り子(4)上で関節式連結された接続懸架ロッド(5)と、を含む支持体(2)と;それらそれぞれの軸(A1;A2)周りで回転可動な2つのコグホイール(12;22)と;回転可能に第1コグホイールと一体的な2つの偏心要素(14;24)であって、それらの軸(A1;A2)周りで重力のモーメントを発生させる、偏心要素と;回転ヘッド(62)及び偏心ヘッドを備える1つの接続リンクロッド(60;160)と;を備える機構(1)に関する。軸(A1;A2)が、水平基準面又は鉛直基準面(P0)内で平行である。振り子(4)が、コグホイール(12;22)及び偏心要素(14;24)の軸(A1;A2)を支持している。接続ロッド(5)が、鉛直面に対して45°から80°の間に含まれる角度に従って傾斜している。コグホイール(12;22)が、単一の伝達比を使用して一方が他方と係合し、且つ反対方向に回転可動である。機構(1)が動作中であるときに、偏心要素(14;24)が、楕円運動に従う一方で、振り子(4)が、鉛直成分及び水平成分を有する移動に従う。偏心要素(14;24)の重力のモーメントが、同じ値及び同じ方向を有し、当該値及び当該方向双方が、軸(A1;A2)周りでの偏心要素(14;24)の角度位置に応じて可変である。軸(A1;A2)周りでのコグホイール(12;22)及び偏心要素(14;24)の各角度位置に対して、機構(1)が、停止中に平衡形態を呈する。
請求項(抜粋):
- 支持体(2)であって、ベース(3)と、前記ベース(3)上で吊り下げられた振り子(4)と、前記ベース(3)及び前記振り子(4)上で関節式連結された接続懸架ロッド(5)と、を含む、支持体(2)と; - 第1の軸(A1)周りで前記支持体(2)に対して回転(R1)可動な第1のコグホイール(12)と; - 第2の軸(A2)周りで前記支持体(2)に対して回転(R2)可動な第2のコグホイール(22)と; - 回転(R1)可能に前記第1のコグホイール(12)と一体的な第1の偏心要素(14)であって、前記第1の軸(A1)周りで重力(P1)の第1のモーメント(M1)を発生させる、第1の偏心要素(14)と; - 回転(R2)可能に前記第2のコグホイール(22)と一体的な第2の偏心要素(24)であって、前記第2の軸(A2)周りで重力(P2)の第2のモーメント(M2)を発生させる、第2の偏心要素(24)と; - 接続ロッド(60;160)であって、第1のシャフトに回動リンクとして取り付けられた回転ヘッド(62)と、第2のシャフトに偏心回動リンクとして取り付けられた偏心ヘッド(63)と、を備える、接続ロッド(60;160)と; を備える機構(1)であって、 - 前記第1の軸(A1)及び前記第2の軸(A2)が、水平又は鉛直な基準面(P0)内で平行であり; - 前記振り子(4)が、前記第1のコグホイール(12)及び前記第1の偏心要素(14)の前記第1の軸(A1)並びに前記第2のコグホイール(22)及び前記第2の偏心要素(24)の前記第2の軸(A2)を支持し; - 前記接続懸架ロッド(5)が、鉛直面に対して45°から80°の間に含まれる角度に従って傾斜しており; - 前記接続リンクロッド(60;160)のために、前記第1のシャフトが、前記第1のコグホイール(12)及び前記第2のコグホイール(22)の一方を支持するシャフト(11;21)、又は前記ベース(3)に固定されたシャフト(53)のいずれかであるとともに、前記第2のシャフトが、前記第1のコグホイール(12)及び前記第2のコグホイール(22)の一方を支持するシャフト(11;21)と、前記ベース(3)に固定された前記シャフト(53)と、のうちの他方のシャフトであり; - 前記第1のコグホイール(12)及び前記第2のコグホイール(22)が、単一の伝達比を使用して一方が他方と係合し、且つ反対方向に回転(R1;R2)可動であり; - 前記機構(1)が動作中であるときに、前記第1の偏心要素(14)及び前記第2の偏心要素(24)が、楕円運動に従う一方で、前記振り子(4)が、鉛直成分及び水平成分を有する移動に従い; - 前記第1の偏心要素(14)の重力(P1)の前記第1のモーメント(M1)及び前記第2の偏心要素(24)の重力(P2)の前記第2のモーメント(M2)が、同じ値及び同じ方向を有し、当該値及び当該方向が、前記第1の軸(A1)周りでの前記第1の偏心要素(14)の角度位置及び前記第2の軸(A2)周りでの前記第2の偏心要素(24)の角度位置に応じて可変であり; - 前記第1の軸(A1)周りでの前記第1のコグホイール(12)及び前記第1の偏心要素(14)の各角度位置並びに前記第2の軸(A2)周りでの前記第2のコグホイール(22)及び前記第2の偏心要素(24)の各角度位置に対して、前記機構(1)が、停止中に平衡形態を呈することを特徴とする機構(1)。
IPC (1件):
F03G 3/06
FI (1件):
F03G3/06
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (5件)
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