特許
J-GLOBAL ID：201803010937061260

めっき性、加工性、および耐遅れ破壊特性に優れた高強度めっき鋼板、並びにその製造方法

発明者：
池田 宗朗

池田 宗朗 について

, 
中屋 道治

中屋 道治 について


出願人/特許権者：
株式会社神戸製鋼所

株式会社神戸製鋼所 について


代理人 (3件)： 小谷 悦司 ,  小谷 昌崇 ,  宇佐美 綾
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2018-133291
公開番号（公開出願番号）：特開2018-193614
出願日： 2018年07月13日
公開日（公表日）： 2018年12月06日
要約：
【課題】めっき性、曲げ加工性および穴拡げ性の加工性、並びに耐遅れ破壊特性に優れており、更には耐衝撃吸収性にも優れた980MPa以上の溶融亜鉛めっき鋼板および合金化溶融亜鉛めっき鋼板を提供する。【解決手段】本発明の溶融亜鉛めっき鋼板は、所定の鋼中成分を含有し、鋼板とめっき層との界面から鋼板側に向って順に、Siおよび/またはMnの酸化物を含む内部酸化層と、前記内部酸化層を含む層であって、且つ、ビッカース硬さが、前記鋼板のt0/4部(t0は鋼板の板厚)におけるビッカース硬さの90%以下を満足する軟質層と;マルテンサイトとベイナイトを主体とする組織で構成される硬質層と;を有し、且つ、軟質層の平均深さTが20μm以上、および内部酸化層の平均深さtが4μm以上、T未満を満足し、引張強度TSと降伏応力YSの比(YS/TS)で示される降伏比YR(%)が、60%以上である。【選択図】なし
請求項（抜粋）：
鋼板の表面に、溶融亜鉛めっき層または合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板であって、 (1)前記鋼板は、 C :0.05〜0.25%(質量%の意味。以下、成分について同じ。)、 Si:0.5〜2.5%、 Mn:2.0〜4%、 P :0.1%以下、 S :0.05%以下、 Al:0.01〜0.1%、および N :0.01%以下を含有し、 残部が鉄および不可避不純物からなり、 (2)前記鋼板と前記めっき層との界面から鋼板側に向って順に、 Siおよび/またはMnの酸化物を含む内部酸化層と、 前記内部酸化層を含む層であって、且つ、ビッカース硬さが、前記鋼板のt0/4部(t0は鋼板の板厚を意味する。)におけるビッカース硬さの90%以下を満足する軟質層と、 マルテンサイトとベイナイトを主体とする組織で構成される硬質層と、 を有し、且つ、 前記軟質層の平均深さTが20μm以上、および 前記内部酸化層の平均深さtが4μm以上、前記T未満を満足し、 引張強度TSと降伏応力YSの比(YS/TS)で示される降伏比YR(%)が、60%以上であることを特徴とする、引張強度が980MPa以上で、めっき性、加工性、および耐遅れ破壊特性に優れた高強度めっき鋼板。
IPC (6件)：
C22C 38/00 ,  C22C 38/60 ,  C21D 9/46 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/02 ,  C23C 2/40
FI (6件)：
C22C38/00 301T ,  C22C38/60 ,  C21D9/46 J ,  C23C2/06 ,  C23C2/02 ,  C23C2/40
Fターム (47件)：
4K027AA05 ,  4K027AA23 ,  4K027AB02 ,  4K027AB07 ,  4K027AB42 ,  4K027AC02 ,  4K027AC12 ,  4K037EA01 ,  4K037EA02 ,  4K037EA05 ,  4K037EA06 ,  4K037EA11 ,  4K037EA13 ,  4K037EA16 ,  4K037EA17 ,  4K037EA18 ,  4K037EA19 ,  4K037EA20 ,  4K037EA23 ,  4K037EA25 ,  4K037EA27 ,  4K037EA28 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EB05 ,  4K037EB07 ,  4K037EB08 ,  4K037EB09 ,  4K037FA02 ,  4K037FA03 ,  4K037FC04 ,  4K037FE01 ,  4K037FE02 ,  4K037FE03 ,  4K037FF01 ,  4K037FF02 ,  4K037FJ02 ,  4K037FJ04 ,  4K037FJ05 ,  4K037FJ06 ,  4K037FK02 ,  4K037FK03 ,  4K037FM04 ,  4K037GA03 ,  4K037GA05 ,  4K037GA08 ,  4K037JA06
引用特許：
審査官引用 (4件)
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