特許
J-GLOBAL ID:201803013250102879

非対称静電力で駆動される静電発電機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江畑 耕司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-159644
公開番号(公開出願番号):特開2018-029425
出願日: 2016年08月16日
公開日(公表日): 2018年02月22日
要約:
【課題】電界の方向が反転すると帯電した電荷搬送体に作用する静電気力が大きく変わる非対称静電力を利用して、当該電荷搬送体をより電位の高いところへ搬送して電荷を回収し発電する電界駆動型静電発電機は、電荷回収電極の電位が発電時間とともに高くなっていくので、固定電圧を必要とする電気機器の電源としては使用できなかった。【解決手段】長期的に一定の小電力を必要とする監視カメラ等に電力を供給する場合は、バリスタを使って回収電極の電位を電荷搬送体の速度が一定になる等価電位に固定することで、当該静電発電機の出力を定電圧電源とするる。【選択図】図13
請求項(抜粋):
電荷を注入され電界を移動する導体であってその移動方向の垂線に対し略非対称な形状を有する少なくとも一の電荷搬送体と、当該電荷搬送体を支持する電荷搬送体支持体と、当該電荷搬送体に前記電荷を注入する少なくとも一の電荷注入電極と、少なくとも一の高圧源と、電荷回収コンデンサーと、前記電荷を回収して当該電荷回収コンデンサーに蓄積する少なくとも一の電荷回収電極とを有し、前記電荷注入電極と前記高圧源との間、及び当該高圧源と前記電荷回収電極の間において、夫々方向が異なる前記電荷搬送体を導く電界を形成し、電界の方向によって静電力が変わり前記電荷注入電極と前記高圧源との間での静電力がより大きい非対称静電力を前記電荷搬送体に作用させ、注入電荷を有する当該電荷搬送体を、前記電荷注入電極から前記高圧源を経由して、前記電荷回収電極に到達させ、当該電荷回収電極にて前記注入電荷を回収し前記電荷回収コンデンサーに蓄積して、外部機器のコンデンサーを充電する電界駆動型静電発電機であって、 前記注入電極により電荷を注入され前記電荷回収電極方向へ移動する前記電荷搬送体が、当該電荷注入電極と前記高圧源の間で獲得する力学エネルギーと、前記高圧源と前記電荷回収電極間で受ける逆方向の静電力によって消失する第一の消失力学エネルギーと当該電荷搬送体に作用する動摩擦力および空気抵抗力によって消失する第二の消失力学エネルギーの合計との差を力学余剰エネルギーとし、且つ当該力学余剰エネルギーがゼロとなる前記電荷回収電極の電位を等価電位とするとき、前記電荷回収電極の電位が前記等価電位を越えない範囲で前記外部機器のコンデンサーを充電するよう制御する制御手段を有することを特徴とする電界駆動型静電発電機。
IPC (1件):
H02N 1/00
FI (1件):
H02N1/00

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