特許
J-GLOBAL ID:201803013655828010

電気炉におけるスクラップ溶け落ち判定方法、電気炉における炉壁損耗量推定方法、プログラム及びシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 國分 孝悦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-121976
公開番号(公開出願番号):特開2017-226864
出願日: 2016年06月20日
公開日(公表日): 2017年12月28日
要約:
【課題】電気炉への投入電力を効率的に使い、炉耐火物の長寿命化に資する。【解決手段】電気炉1の炉壁内部及び炉壁外面のうち複数の位置で熱電対5により温度を測定し、その測定温度に基づいて炉壁の内周面1aにおける熱流束を算出し、炉壁内面1aにおける熱流束に基づいてスクラップの溶け落ちの開始を判定する。ここで、電気炉1の中心軸Sに直交する直線であって、且つアーク電極3の中心軸を通る直線6と、炉壁の内周面1aとの交点(ホットスポット7)を定め、アーク電極3の中心から、それに対応するホットスポット7までの距離をLとしたときに、複数の温度検出端5は、電気炉1の中心軸Sに平行な方向及び該方向に直角な方向において各々0.2L以内の領域に配置され、且つスクラップが全て溶け落ちた場合に溶鋼の湯面より上にあるようにする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
複数のアーク電極を用いる電気炉においてスクラップを溶解する際のスクラップの溶け落ち判定を実行するスクラップ溶け落ち判定方法であって、 電気炉の炉壁内部及び炉壁外面のうち複数の位置で温度検出端により温度を測定する温度測定手順と、 前記温度検出端で測定した温度に基づいて炉壁の内周面における熱流束を算出する熱流束算出手順と、 前記熱流束算出手順で算出した炉壁の内周面における熱流束に基づいてスクラップの溶け落ちの開始を判定する判定手順とを有し、 前記複数の温度検出端は、前記電気炉の中心軸に直交する直線であって、前記アーク電極の中心軸上を通る直線の近傍、且つ、スクラップが全て溶け落ちた場合に溶鋼の湯面より上の位置に配置され、 前記熱流束算出手順では、前記電気炉の炉体を含む領域の熱伝導を記述する非定常熱伝導方程式を用いた非定常伝熱逆問題解析により炉壁の内周面における熱流束を算出することを特徴とする電気炉におけるスクラップ溶け落ち判定方法。
IPC (4件):
C21C 5/52 ,  F27B 3/08 ,  F27B 3/28 ,  F27D 21/00
FI (4件):
C21C5/52 ,  F27B3/08 ,  F27B3/28 ,  F27D21/00 Q
Fターム (14件):
4K014CA00 ,  4K014CB01 ,  4K014CC00 ,  4K014CD12 ,  4K045AA04 ,  4K045BA01 ,  4K045DA01 ,  4K045RB02 ,  4K056AA05 ,  4K056BA01 ,  4K056BB08 ,  4K056CA01 ,  4K056FA13 ,  4K056FA19
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (3件)

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