特許
J-GLOBAL ID:201803014098847991

胎児細胞由来染色体DNAの取得方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 家入 健 ,  小笠原 洋平
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-253589
特許番号:特許第6234542号
出願日: 2016年12月27日
要約:
【課題】母体血試料から胎児細胞由来染色体DNAを取得する方法の提供 【解決手段】本発明では、a.母体血試料中から取得された画分であって全血球を基準として有核赤血球の濃縮された画分Aを、赤血球及び核酸に対して特異的に標識する。b.標識した画分A中の血球を少なくともセルソーティングによって選別することで、有核赤血球の純度が高められた画分Bを取得する。画分B中の血球を一細胞レベルでそれぞれ分離するとともに、分離された血球の各々に対して、独立に染色体DNAの抽出処理を行うことで、一細胞レベルで区別可能な染色体DNAを各々含有する画分Cを取得する。d.画分Cのそれぞれに対して分子生物学的解析を行うことで、画分Cの群の中から、胎児由来の染色体DNAを含有する画分Dを選別する。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 胎児細胞由来染色体DNAを取得するための方法であって、 a.母体血試料中から取得された画分であって全血球を基準として有核赤血球の濃縮された画分Aを、赤血球及び核酸に対して特異的に標識するところ、少なくとも核酸に対する標識を蛍光標識によって行い、 b.標識した前記画分A中の血球を少なくともセルソーティングによって選別することで、有核赤血球の純度が高められた画分Bを取得するところ、少なくとも核酸に対して特異的に蛍光標識された前記画分A中の血球を蛍光標示式細胞分取法に基づくセルソーティングによって選別し、 c.前記画分B中の血球を一細胞レベルでそれぞれ無差別に分離するとともに、前記分離された血球の各々に対して、無差別かつ独立に染色体DNAの抽出処理を行うことで、一細胞レベルで区別可能な染色体DNAを各々含有する画分Cを取得し、 d.前記画分Cのそれぞれに対して分子生物学的解析を行うことで、前記画分Cの群の中から、一細胞レベルで区別可能な胎児由来の染色体DNAを含有する画分Dを選別する、 方法であって、 前記画分Cが無差別に取得されたものであることから、前記画分Dに含有される染色体DNAが一細胞レベルで分離された有核赤血球に由来することは、前記d.において当該染色体DNAが胎児由来であることを同定したことに基づき事後的に推定されることを特徴とし、 前記画分Aは、母体血試料中の血球をその密度及び大きさのいずれかによって分画することで取得されたものであり、 前記c.において、前記画分Bを限界希釈法で分画することで、一細胞レベルで分離された血球を各々有する画分Eを取得するとともに、前記画分Eのそれぞれに対して、前記染色体DNAの抽出処理を行うことで前記画分Cを取得し、 前記画分Bには母体由来及び胎児由来の有核赤血球が含まれている、 方法。
IPC (5件):
C12Q 1/68 ( 200 6.01) ,  C12Q 1/24 ( 200 6.01) ,  G01N 33/53 ( 200 6.01) ,  G01N 37/00 ( 200 6.01) ,  C12N 15/09 ( 200 6.01)
FI (6件):
C12Q 1/68 A ,  C12Q 1/24 ,  C12Q 1/68 Z ,  G01N 33/53 M ,  G01N 37/00 102 ,  C12N 15/00 F
引用特許:
審査官引用 (2件)

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