特許
J-GLOBAL ID:201803014263242625

ナイーブT細胞集団からのウイルスまたは他の抗原に特異的なT細胞の生成

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 蔵田 昌俊 ,  野河 信久 ,  河野 直樹 ,  井上 正 ,  鵜飼 健 ,  飯野 茂
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-500283
公開番号(公開出願番号):特表2018-509938
出願日: 2016年03月21日
公開日(公表日): 2018年04月12日
要約:
臍帯血およびナイーブ免疫細胞を含む他の試料から、ウイルス特異的または他の抗原に特異的なT細胞を生産するための安全、迅速および効率的な方法。
請求項(抜粋):
ウイルスまたは他の抗原に特異的なT細胞を生産する方法であって、以下を含む方法: (a)臍帯血試料またはナイーブ免疫細胞を含む他の試料からの単核細胞を2つの部分に分け; (b)前記試料の第1の部分をPHAまたは他のマイトジェン、および任意にIL-2、と接触させ、ATC(「活性化T細胞」)を生産し、該ATCを、その成長を阻害する放射線または他の剤で処理し; (c)T細胞およびT細胞前駆細胞(例えば、非付着細胞、CD3+細胞)を、樹状細胞および樹状前駆細胞(例えば、非付着細胞、CD11C+またはCD14+細胞)から分離し; (d)前記非付着細胞を凍結保存または他の手段で保存し; (e)前記第2の部分中の付着細胞を、IL-4およびGM-CSFまたは他のサイトカインおよび/もしくは樹状細胞を生成し成熟させる他の剤、ならびに少なくとも1種のCMVペプチド抗原もしくは他のペプチド抗原と接触させて、少なくとも1種のペプチド抗原を提示する抗原提示樹状細胞を生産し、前記抗原提示樹状細胞をその成長を阻害するに十分な放射線または他の剤で処理し; (f)(d)から得られた凍結保存または他の手段で保存された非付着細胞を、(e)において生産された樹状抗原提示細胞とIL-7およびIL-15の存在下で接触させ、少なくとも1種のペプチド抗原を認識する、ウイルスまたは他の抗原に特異的なT細胞を生産し; (g)(f)により生産されたウイルスまたは他の抗原に特異的なT細胞を、K562細胞または他のアクセサリー細胞の存在下での少なくとも1種のペプチド抗原の存在下、かつIL-15の存在下で、(b)のATCと接触させ;任意に(g)を1回以上繰り返し; (h)少なくとも1種のウイルスまたは他の種類のペプチド抗原を認識する、ウイルスまたは他の抗原に特異的なT細胞を回収し;および (i)任意に、前記抗原特異的T細胞を、それを必要とする対象に投与するか、または、前記抗原特異的T細胞を預けるかもしくは保存する。
IPC (8件):
C12N 5/078 ,  C40B 40/02 ,  A61K 35/17 ,  A61K 35/51 ,  A61P 33/14 ,  A61P 31/12 ,  A61P 31/04 ,  A61P 37/04
FI (10件):
C12N5/0783 ,  C40B40/02 ,  C12N5/078 ,  A61K35/17 Z ,  A61K35/17 A ,  A61K35/51 ,  A61P33/14 ,  A61P31/12 ,  A61P31/04 ,  A61P37/04
Fターム (13件):
4B065AC20 ,  4B065CA44 ,  4C087AA01 ,  4C087AA03 ,  4C087BB37 ,  4C087BB59 ,  4C087BB64 ,  4C087DA20 ,  4C087NA14 ,  4C087ZB09 ,  4C087ZB26 ,  4C087ZB33 ,  4C087ZB35
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • T細胞を増殖させるプロセス
    公報種別:公表公報   出願番号:特願2014-546625   出願人:セル・メディカ・リミテッド, ベイラーカレッジオブメディスン
引用文献:
審査官引用 (6件)
  • BLOOD, 20090514, Vol. 114, No. 9, pp. 1958-1967
  • American Journal of Hematology, 2005, Vol. 80, pp. 106-112
  • BLOOD, 20090514, Vol. 114, No. 9, pp. 1958-1967
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