特許
J-GLOBAL ID:201803015192338703

タンパク質の合成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 青木 篤 ,  石田 敬 ,  福本 積 ,  古賀 哲次 ,  渡辺 陽一 ,  武居 良太郎 ,  大島 浩明
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-536201
特許番号:特許第6321542号
出願日: 2012年10月16日
請求項(抜粋):
【請求項1】 ペプチド断片を組み合わせてn個のペプチド断片とチオール基を担持するn-1個以上のアミノ酸を含有するポリペプチドを製造する方法であって、当該ポリペプチドが、 A1-C1-A2-C2-A3-...-Ci-1-Ai-....-Cn-1-An (I) (式中、 A1、A2、A3、...Ai...、Anがペプチド断片であり; C1、C2、C3、...Ci-1、...Cn-1がチオール基を担持するアミノ酸残基であり; nが3〜50の整数であり;そして iが2〜nの整数である) で表され、以下の工程: (a1)Y-A1-SEAoff(II1)断片を調製する工程、ここでA1はペプチド断片であり、当該断片のC末端が、SEAoffと呼ばれる環式bis(2-スルファニルエチル)アミノ基 を担持し、そして Yは固相支持体の基と反応してA1と固相支持体との間に結合を形成する断片である; (b)Y-A1-SEAoff(II1)と、□-Y’と表記される固相支持体とを反応させる工程、ここで□は固相支持体自体を表し、Y’は、以下の式 に従いYと反応してZ基を形成する反応基を表し、ここで Y’がアザイドから選択される基を含み、Yがアルキン基を含む基から選択される、又は Y’がアルキン基を含み、Yがアザイド基を含む基から選択される、又は Y’がアルデヒド基を含み、YがHであり、A1のN末端アミノ酸が、システイン、セリン又はスレオニンから選択される、又は Y’がアルデヒド基を含み、YがSchiff塩基を形成するNH2基を含む; (a2)H-C1(PG1)-A2-SEAoff(II2)断片を調製する工程、ここでC1、A2及びSEAoffは上記で定義したものであり、(PG1)は、H又はアミノ酸C1のチオールの保護基を表す; (c1)式(III1’)のチオエステルペプチドを調製する工程、当該工程は、以下の式 に従い、bis(2-スルファニルエチル)アミノペプチド□-Z-A1-SEAoff(III1)と、チオールR-SHとを、任意で環式ジスルフィドの還元剤の存在下で反応させ、ここで、Rはアルキル又はアリールラジカルである; (d1)以下の式 に従い、芳香族チオールArSHの存在下、PG1がHでない場合、PG1が除去される条件下、(III’1)を、ペプチド断片(II2)と縮合させる工程; (an-1)Cn-1(PGn-1)-An断片を調製する工程、ここで(PGn-1)は、H又はアミノ酸Cn-1のチオールの保護基を表す; (dn-1)芳香族チオールArSHの存在下、PGn-1がHでない場合、PGn-1が除去される条件下、Cn-1(PGn-1)-Anと □-Z-A1-C1-A2-...Ci-1Ai-...Cn-2An-1SEAoff(IIIn-1) を縮合させて、 □-Z-A1-C1-A2-...Ci-1Ai-...Cn-1An(IVn) を得る工程; を含み、 そして、前記方法が、i=2,...n-2のいずれの場合も、以下の工程 (ci)環式ジスルフィドの還元剤の存在下、チオールR-SHの作用により、 □-Z-A1-C1-...Ci-1AiSEAoff(IIIi) を □-Z-A1-C1-...Ci-1-AiSR(III’i) に変換する工程; (di)芳香族チオールArSHの存在下、PG1がHでない場合、PG1が除去される条件下、Ci(PGi)Ai+1SEAoff(式中、(PGi)は、水素、又はアミノ酸Ciのチオールの保護基を表す)を、 □-Z-A1-C1-...Ci-1Ai-SR(III’i) と縮合して、 □-Z-A1-C1-...CiAi+1SEAoff(IIIi+1) を得る工程、 ここで、工程(ci)及び(di)は工程(dn-1)の前に行われる、 を更に含む、当該方法。
IPC (4件):
C07K 1/04 ( 200 6.01) ,  A61K 38/02 ( 200 6.01) ,  A61K 38/16 ( 200 6.01) ,  A61P 31/00 ( 200 6.01)
FI (4件):
C07K 1/04 ZNA ,  A61K 38/02 ,  A61K 38/16 ,  A61P 31/00
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)
引用文献:
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