特許
J-GLOBAL ID:201803015562600771

架橋親水性コーティングを備えるシリコーンヒドロゲルレンズ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人 津国
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-027097
公開番号(公開出願番号):特開2018-106189
出願日: 2018年02月19日
公開日(公表日): 2018年07月05日
要約:
【課題】架橋親水性コーティングを備えるシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズの費用効果が高い製造方法を提供する。【解決手段】水溶液中で、正電荷を持つアゼチジニウム基を有する水溶性で高度に分岐した熱架橋しうる親水性ポリマー材料の存在下で、40°C〜140°Cの温度で、この熱架橋しうる親水性ポリマー材料をシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズの表面上に、それぞれ1個のアゼチジニウム基と、シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズの表面上及び/又は表面近傍の反応性官能基の1個との間に形成される共有結合を介して共有結合させるのに充分な時間、シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズを加熱し、それによってシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ上に架橋親水性コーティングを形成することを伴う。このような方法は、有利には、オートクレーブ処理中に密閉レンズパッケージ内で直接実行することができる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
架橋親水性コーティングをその上に備えるシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズを製造する方法であって、 (a)アミノ基及び/又はカルボキシル基をコンタクトレンズの表面上及び/又は表面近傍に有するシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ、並びに水溶性で熱架橋しうる親水性ポリマー材料を得る工程[ここで、このシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズは、アミノ基又はカルボキシル基又は両方をコンタクトレンズの表面上及び/又は表面近傍に含み、そしてこの親水性ポリマー材料は、(i)エピクロロヒドリン官能化ポリアミン又はポリアミドアミンから誘導された、20%〜95%、好ましくは35%〜90%、更に好ましくは50%〜85%(重量%)の第1のポリマー鎖、(ii)アミノ基、カルボキシル基、チオール基、及びこれらの組合せよりなる群から選択される少なくとも1個の反応性官能基を有する少なくとも1種の親水性増強剤から誘導された、5%〜80%、好ましくは10%〜65%、更に好ましくは15%〜50%(重量%)の親水性部分又は第2のポリマー鎖、並びに(iii)第1のポリマー鎖の一部、又は第1のポリマー鎖に共有結合したペンダント若しくは末端基である正電荷を持つアゼチジニウム基を含み、そしてここで、この親水性部分又は第2のポリマー鎖は、それぞれエピクロロヒドリン官能化ポリアミン又はポリアミドアミンの1個のアゼチジニウム基と、親水性増強剤の1個のアミノ、カルボキシル又はチオール基との間に形成される1個以上の共有結合を介して第1のポリマー鎖に共有結合している];並びに (b)水溶液中で親水性ポリマー材料の存在下で40°C〜140°Cまでの及びこの温度で、親水性ポリマー材料をシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズの表面上に、それぞれ親水性ポリマー材料の1個のアゼチジニウム基と、コンタクトレンズの表面上及び/又は表面近傍の反応性官能基の1個との間に形成される第2の共有結合を介して共有結合させるのに充分な時間、シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズを加熱し、それによってシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ上に架橋親水性コーティングを形成する工程[ここで、この架橋親水性コーティングを備えるシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズは、好ましくは90度以下、更に好ましくは80度以下、更になお好ましくは70度以下、最も好ましくは60度以下の平均水接触角を有することを特徴とする、表面湿潤性を有する]を含む製造方法。
IPC (1件):
G02C 7/04
FI (1件):
G02C7/04
Fターム (3件):
2H006BB03 ,  2H006BB05 ,  2H006BB10
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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