特許
J-GLOBAL ID:201803016369074589
コンピュータ実装方法、データ処理システム、及びデータストレージデバイス
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
渡邉 一平
, 小池 成
, 永岡 儀雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-019074
公開番号(公開出願番号):特開2018-119967
出願日: 2018年02月06日
公開日(公表日): 2018年08月02日
要約:
【課題】ヤコビ行列方法論を使用する完全連成完全陰解坑井-油層シミュレーションシステムにおいて、コンピュータ処理時間およびコンピュータ処理結果が改善される。系行列のグリッド間フロー項と同等の正確性および堅牢性で坑井影響行列を扱う近似逆プレコンディショナが提供される。【解決手段】方法論は高度に並列化可能であり、同じ許容可能な許容値に収束するために必要とされるソルバー反復が少ないので、データ処理を高速に実施することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
地下の炭化水素貯留層内のマルチラテラル坑井の掘削孔内の多相流体のフローのシミュレーションのコンピュータ実装方法であって、前記マルチラテラル坑井が、入力された油層データに基づいて油層セルのグリッドに編成された地下の油層のセルを有する前記油層内の長さ方向の範囲に沿った複数の位置で流体の交差を有し、前記油層セルが、その中で起こる多相流体フローを有し、
前記コンピュータにおいて、前記マルチラテラル坑井のうちのいくつかとのフロー交差を有する油層セル用の油層データを有する陰解油層方程式、圧力方程式、および流動方程式の完全連成非線形セットを、油層計算行列、油層および流体フローの未知数のベクトル、ならびに油層質量平衡残差のベクトルに編成するステップと、
前記コンピュータにおいて、前記油層セルのうちのいくつかとのフロー交差を有する掘削孔セル用の坑井データを有する陰解坑井方程式および流動方程式の完全連成非線形セットを、掘削孔計算行列、流体フロー未知数のベクトル、ならびに掘削孔質量および運動量平衡残差のベクトルに編成するステップと、
前記コンピュータにおいて、前記掘削孔セルと前記油層セルの前記フロー交差に基づいて坑井影響行列を編成するステップと、
前記コンピュータにおいて、前記油層計算行列および前記掘削孔計算行列を備える全系統計算行列、全系統未知数のベクトル、および全系統残差のベクトルを編成するステップと、
前記油層計算行列および前記掘削孔計算行列の圧力係数を抽出するステップと、
前記全系統残差から圧力残差を抽出するステップと、
前記抽出された圧力残差を最小化することにより、前記全系統計算行列の前記油層セルおよび掘削孔セル内の圧力についての近似圧力解法を解くステップと、
前記近似圧力解法に基づいて前記全系統計算行列の前記油層セルについての流体圧力および前記残差を更新するステップと、
前記全系統計算行列、前記坑井影響行列、ならびに前記更新された圧力および残差についての近似全系統更新値を計算するステップと、
前記近似全系統更新値を前記更新された流体圧力と組み合わせるステップと、
前記全系統残差を更新するステップと、
保存方程式の前記完全連成非線形セットおよび前記更新された系統残差を使用して前記全系統計算行列を解くことにより、前記多相流体フローを決定するステップと
を備える、コンピュータ実装方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (4件):
2G105AA02
, 2G105GG01
, 2G105LL07
, 2G105LL09
引用特許:
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