特許
J-GLOBAL ID:201803016870314050

材料の変形特性値を測定する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 永井 浩之 ,  中村 行孝 ,  佐藤 泰和 ,  朝倉 悟 ,  森 秀行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-158896
公開番号(公開出願番号):特開2018-025518
出願日: 2016年08月12日
公開日(公表日): 2018年02月15日
要約:
【課題】比較的簡単な試験装置を用いて材料の変形抵抗特性値を求めることができる方法を提供する。【解決手段】試験片の切削を行い、試験片から分離する前の切りくず及び当該切りくずに連続する前記試験片の形状を示す二次元画像を取得する。二次元画像上のせん断変形領域内に、仮想バイト刃先位置から直線状に延びる複数のせん断面を設定した切削モデルを作成する。各せん断面の向き及び寸法、並びに切削中に測定した切削抵抗に基づいて、各せん断面でのせん断ひずみγ、せん断ひずみ速度γ’及びせん断応力τを算出する。γ,γ’,τに加えて変形抵抗定数、加工硬化指数、温度依存性係数及びひずみ速度感受性指数をパラメータとして含む状態方程式に、各せん断面で算出されたγ,γ’,τの値を代入し、複数のせん断面にそれぞれ対応する複数の状態方程式からなる連立方程式を作成してこれを解くことにより材料の変形抵抗特性値を算出する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
材料のせん断応力に関わる変形抵抗の各特性値を測定する方法であって、 前記材料からなる試験片を二次元切削する工程と、 前記二次元切削を行っている時にバイトと前記試験片との間に作用する切削抵抗を検出する工程と、 前記試験片から分離する前の切りくず及び当該切りくずに連続する前記試験片の形状を示す二次元画像を取得する工程と、 前記二次元画像上において、切削により生じた変形が始まる変形開始面と変形が終了する変形終了面との間のせん断変形領域内に、仮想バイト刃先位置から直線状に延びる複数のせん断面を設定した切削モデルを作成する工程と、 前記切削モデルの前記各せん断面の向き及び寸法、並びに前記切削抵抗に基づいて、そのせん断面におけるせん断ひずみ、せん断ひずみ速度及びせん断応力を算出する工程と、 前記せん断ひずみ、前記せん断ひずみ速度及び前記せん断応力と、変形抵抗定数、加工硬化指数、温度依存性係数及び前記ひずみ速度感受性指数をパラメータとして含む状態方程式に、前記各せん断面においてそれぞれ算出された前記せん断ひずみ、前記せん断ひずみ速度及び前記せん断応力を代入することにより、前記複数のせん断面にそれぞれ対応する複数の状態方程式を作成する工程と、 前記複数の状態方程式からなる連立方程式を解くことにより、前記加工硬化指数,温度依存性係数およびひずみ速度感受性指数を算出する工程と を備えたことを特徴とする方法。
IPC (1件):
G01N 3/58
FI (1件):
G01N3/58 A
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (8件)
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