特許
J-GLOBAL ID:201803017902850118

予混合圧縮着火式エンジン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小谷 悦司 ,  小谷 昌崇 ,  佐藤 興
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-231149
特許番号:特許第6252661号
出願日: 2016年11月29日
要約:
【課題】着火時期の制御性および燃焼騒音を良好にしながら、より確実に適切な予混合圧縮着火燃焼を実現することのできる予混合圧縮着火式エンジンを提供する。 【解決手段】燃焼室6のうち点火装置23の電極部23aを含む第1領域R1の混合気G1が点火エネルギーを受けて燃焼した後、第1領域R1の外周側に位置する第2領域R2に形成された混合気G2が自着火するSI+CI燃焼が起きるように制御するとともに、SI+CI燃焼の実行領域において、点火時期における第1領域R1内の混合気の空燃比を理論空燃比以上とし、SI+CI燃焼の実行領域のうち高速領域A2_2では、点火時期における燃焼室内に生じる吸気流動の旋回数をエンジン回転数で割った値を低速領域A2_1よりも弱くする。 【選択図】図9
請求項(抜粋):
【請求項1】 燃焼室が形成された気筒を有するエンジン本体を備え、所定の条件下において前記燃焼室内で燃料と空気の混合気を自着火させる予混合圧縮着火式エンジンであって、 前記燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射装置と、 前記燃焼室の中央を臨み前記燃焼室内の混合気を点火して当該混合気に点火エネルギーを付与する電極部を備えた点火装置と、 前記燃焼室内の吸気の流動の強さを変更可能な吸気流動変更機構と、 エンジン本体の少なくとも一部の運転領域で、前記燃焼室のうち前記点火装置の電極部を含む第1領域に形成された混合気が前記点火装置から付与された点火エネルギーを受けて燃焼し、その後、前記燃焼室のうち前記第1領域の外周側に位置する第2領域に形成された混合気が自着火するSI+CI燃焼が起きるように、前記点火装置および前記燃料噴射装置を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記SI+CI燃焼の実行領域では、前記点火手段の点火時期における前記第1領域内の混合気の空燃比が理論空燃比以上となるように前記燃料噴射手段を制御するとともに、 前記SI+CI燃焼の実行領域のうちエンジン回転数が基準回転数以上の高速領域では、前記点火時期において、前記SI+CI燃焼の実行領域のうちエンジン回転数が前記基準回転数未満の低速領域に比べて、前記燃焼室内に生じる吸気流動の旋回数をエンジン回転数で割った値が小さくなるように前記吸気流動変更機構を制御することを特徴とする予混合圧縮着火式エンジン。
IPC (4件):
F02D 41/04 ( 200 6.01) ,  F02D 13/02 ( 200 6.01) ,  F02D 41/02 ( 200 6.01) ,  F02D 45/00 ( 200 6.01)
FI (6件):
F02D 41/04 305 F ,  F02D 13/02 J ,  F02D 41/02 325 A ,  F02D 41/04 301 F ,  F02D 41/04 320 ,  F02D 45/00 312 N

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